ミリセント・ブルストロード
ミリセント・ブルストロード (Millicent Bulstrode) はハリー・ポッターの同級生でスリザリン生です。ハリーよりもずっと図体がでかく、5年生の時には尋問官親衛隊のメンバーでした。
来歴
幼少期
ミリセント・ブルストロードは1979年9月~1980年8月にグレートブリテンまたはアイルランドで生まれました。なお、Violetta Bulstrodeという人物がブラック家に嫁いだため、ブルストロード家出身のミリセントには少なくとも一人は魔法族の祖先がおり、純血または混血と考えられます。
学生時代
ミリセント・ブルストロードは1991年ホグワーツ魔法魔術学校へ入学し、スリザリン寮に組分けされました。ハリー・ポッターはミリセント・ブルストロードがスリザリンに組分けされた際、「この寮の連中は感じが悪い」と思っていました。スリザリンの同級生にはパンジー・パーキンソン、ダフネ・グリーングラス、ドラコ・マルフォイ、ビンセント・クラッブ、グレゴリー・ゴイル、ブレーズ・ザビニがいます。
1992年、2年生となったミリセントはこの年の闇の魔術に対する防衛術教授、ギルデロイ・ロックハート率いる決闘クラブに参加しました。ミリセントは武器を取り上げるだけというルールを破り、決闘の相手だったハーマイオニー・グレンジャーにヘッドロックをかけています。ハリーが助けに駆けつけ、二人は引き離されました。
この時までに、ミリセントは猫をペットにしていました。ハーマイオニーがミリセントの髪の毛だと思って手にしたものは実はペットの猫の毛でしたが、ハーマイオニーはそうとは気づかずポリジュース薬に入れてしまいます。ポリジュース薬はヒトの変身への利用に限られるため、ハーマイオニーは変身が解けず医務室行きとなりました。
1996年、5年生のミリセント・ブルストロードはドローレス・アンブリッジが立ち上げた尋問官親衛隊に入りました。6月、ハリー・ポッターがアンブリッジの部屋の暖炉を使ってシリウス・ブラックと連絡を取ろうとした際、ハリーを手助けしたハーマイオニー・グレンジャーを捕まえ、アンブリッジの部屋へと入ってきました。アンブリッジとハリー、ハーマイオニーの3人が禁じられた森へ向かった後、残ったダンブルドア軍団のメンバー、ジニー・ウィーズリー、ロン・ウィーズリー、ネビル・ロングボトム、ルーナ・ラブグッドの呪いを受けました。
1997年9月からはヴォルデモート卿の傀儡政権下でセブルス・スネイプがホグワーツ魔法魔術学校の校長に就任し、学齢期の子どもは学校への入学が義務付けられました。ミリセントは純血または混血と考えられるため、ホグワーツの7年生としてホグワーツに戻ったと考えられます。
1998年5月1日午後11時半ころ、ヴォルデモート卿と死喰い人の攻撃に備え、スリザリン生は全員がアーガス・フィルチの誘導でホグワーツ城の外へ避難しました。
外見
ミリセント・ブルストロードの外見についてはあまり描写がありませんが、ハリーよりもずっと図体が大きいということです。
持ち物
猫
ミリセントのペットです。この猫の毛が、決闘クラブでハーマイオニーと決闘をした際にハーマイオニーのローブに残っていました。
登場
- 『ハリー・ポッターと賢者の石』
- 『ハリー・ポッターと秘密の部屋』
- 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』
- 『クィディッチ今昔』
- ポッターモア