ハッサン・モスタファー

ハッサン・モスタファー (Hassan Mostafa) は、エジプト出身のクィディッチ審判です。1994年の第422回クィディッチワールドカップ決勝戦でアイルランド対ブルガリア戦の審判を務め、ヴィーラの魅力に魅了されて奇妙な行動を取る印象的な場面で知られています。

ℹ️ 概要

基本情報

日本語での名前: ハッサン・モスタファー

原書での名前: Hassan Mostafa

原作での登場: クィディッチワールドカップ決勝戦の審判として重要な役割

初出作品: 『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』

職業: クィディッチの審判

所属: 国際クィディッチ連盟

出身: エジプト

📖 国際クィディッチ連盟の審判

クィディッチ・ワールドカップ優勝戦

ハッサン・モスタファーは1994年、第422回クィディッチワールドカップ決勝戦(アイルランド対ブルガリア戦)の審判を務めるため、エジプトからイギリスまでやってきました。

ヴィーラに魅了される騒動

最も印象的なエピソードは、試合中にブルガリアのマスコットであるヴィーラが怒って踊り始めた際の出来事です。モスタファーは試合中にもかかわらず、踊るヴィーラの真ん前に降りてしまい、腕の筋肉をモリモリさせたり、夢中で口髭を撫で付けたりし始めました。

この奇妙な行動は、ピッチの向こうからやってきた魔法医に向こう脛を蹴飛ばされるまで続きました。正気に戻ったモスタファーはヴィーラを退場させようとしましたが、ブルガリアのビーター、ボルコフとブルチャノフの猛抗議に遭いました。

審判としての判断と混乱

モスタファーは人差し指を何度も空中に突き上げ、飛行体制に戻るように指示しましたが、ボルコフとブルチャノフが拒否すると、アイルランドにペナルティー・スローを2つ与えました。

しかし、その後怒ったヴィーラの放った火の玉がモスタファーの箒の尾に火をつけてしまい、ブルガリアのシーカーであるビクトール・クラムがブラッジャーを顔に受けて鼻血を出していることに気付かないという事態も発生しました。

外見の特徴

原作では「痩せこけた小柄な魔法使い」として描かれています。つるつるに禿げているものの、大きな口髭を蓄えており、ハリーは「バーノンおじさんといい勝負」と評していました。1994年のクィディッチワールドカップ決勝戦では、スタジアムにマッチした純金のローブを着用していました。

📚 登場

  • 『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(クィディッチワールドカップ決勝戦で登場)
  • ポッターモア
    • 「金色に輝く競技場」シーン(箒の尾に火がついた様子で描かれた)