ヘルガ・ハッフルパフは中世の魔女で、ウェールズ出身とされる人物。当時の最も偉大な魔女の一人で、特に料理に関する魔法を得意とした。ゴドリック・グリフィンドール、ロウェナ・レイブンクロー、サラザール・スリザリンと共にホグワーツ魔法魔術学校を創設したことで知られる。他の創設者がそれぞれ自分の好みの生徒を自分の寮に入れたのに対し、ハッフルパフはすべての生徒を分け隔てなく受け入れていた。
来歴
生い立ち
谷間から来たハッフルパフ
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』第12章
ヘルガ・ハッフルパフはおそらく10世紀の生まれ。組分け帽子の歌によれば、ハッフルパフは「谷間」の出身で、これはおそらくウェールズの谷間を指す。3
ホグワーツの設立
10世紀末ころ、ハッフルパフは当時の偉大な魔法使い・魔女の3人であるゴドリック・グリフィンドール、ロウェナ・レイブンクロー、サラザール・スリザリンと共にホグワーツ魔法魔術学校を設立した。
他の3人が勇気や機知、狡猾さなどを持った好みの生徒を受け入れ教育を施したのに対し、ハッフルパフは残りの生徒を分け隔てなく教えていた。しかしハッフルパフの生徒は誠実で忍耐強く、勤勉だと言われている。
ヘルガ・ハッフルパフは料理に関する魔法に秀でており、ホグワーツで出される料理のレシピのほとんどはハッフルパフのレシピを由来としている。4また、ハッフルパフは屋敷しもべ妖精たちが虐待されず安全に働けるよう、ホグワーツの厨房を提供した。5
死後
ヘルガ・ハッフルパフの最期については明らかにされていない。
ハッフルパフの遺品である金のカップは代々子孫へと受け継がれ、1940年代にはヘプジバ・スミスが所有していた。
外見
ヘルガ・ハッフルパフは赤毛に青い目の、ふっくらとした魔女。6
登場・言及箇所
- 『ハリー・ポッターと秘密の部屋』
- 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』
- 『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』
- 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』
- 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』
- 『ハリー・ポッターと死の秘宝』
- ポッターモア