ヴォルデモート卿(トム・マールヴォロ・リドル)

ヴォルデモート卿 (Lord Voldemort) は、史上最も強力で危険な闇の魔法使いとして知られる人物で、本名はトム・マールヴォロ・リドル (Tom Marvolo Riddle)。混血の魔法使いでありながら純血主義を掲げ、不死への執着から魂を分裂させ分霊箱を作成した。

人物情報

名前: ヴォルデモート卿(Lord Voldemort)、本名:トム・マールヴォロ・リドル(Tom Marvolo Riddle)
呼び名: 闇の帝王(The Dark Lord)、例のあの人(You-Know-Who)、名前を言ってはいけないあの人(He-Who-Must-Not-Be-Named)
誕生: 1926年12月31日(イングランド・ロンドン)
死去: 1998年5月2日(享年71歳・スコットランド・ホグワーツ城大広間)
性別: 男性
種: 人間・魔法族(混血・半純血 — 父:マグル、母:純血)
所属: ホグワーツ魔法魔術学校 スリザリン寮(監督生・首席)、死喰い人、スラグ・クラブ

来歴

#書きかけ

トム・マールヴォロ・リドルの年表

家族と家系

トム・マールヴォロ・リドルの母親は純血の魔法使いメローピー・ゴーント(サラザール・スリザリンの末裔)、父親は裕福なマグルのトム・リドル・シニアだ。メローピーはトム・リドル・シニアと駆け落ちしたが、やがてトムは妊娠中の彼女を捨てて去った。

アルバス・ダンブルドアはメローピーが惚れ薬をトム・リドル・シニアに対して使い、やがて惚れ薬を使うのをやめてしまったのだろうと推測していた。

メローピーは息子をロンドンの孤児院で出産した直後に亡くなり、父親が息子を探すことはなかった。トム・マールヴォロは孤児院で育ち、ホグワーツ魔法魔術学校入学後も夏休みには孤児院で過ごしていた。

この出生の秘密は、ヴォルデモートの人格形成に大きな影響を与えた。彼は自分のマグルの血統を憎み、純血主義を掲げるようになったが、皮肉なことに自身は混血だった。

ホグワーツでの学生時代

学歴・職歴:

原作では、トム・リドルのホグワーツでの学生生活がより詳しく描かれている。彼は1938年から1945年まで在学し、優秀な生徒として教師陣に愛され、特にスラグホーン教授のスラグ・クラブのメンバーとして可愛がられた。しかし、ダンブルドアだけは彼の本性を見抜いていた。

リドルは在学中から分霊箱について調べており、スラグホーンから重要な情報を引き出した。また、彼は同級生たちを操り、後に死喰い人となる取り巻きを集めていた。在学中は監督生、そして首席の地位を得て、「スリザリンの継承者」として秘密の部屋を開いた。

卒業後は短期間ボージン・アンド・バークスで働き、ヘプジバ・スミスなどの顧客から重要なアイテムを盗み出した。

分霊箱への執着

ヴォルデモートの最大の特徴は不死への異常な執着だ。彼は死を人間の最大の弱さと考え、魂を分裂させて分霊箱を作ることで不死を実現しようとした。最終的に以下の7つの分霊箱を作成した。

  1. トム・リドルの日記
  2. マールヴォロの指輪
  3. スリザリンのロケット
  4. ハッフルパフのカップ
  5. レイブンクローの髪飾り
  6. ナギニ(蛇)
  7. ハリー・ポッター(意図せず作成)

ハリー・ポッターとの関係

ヴォルデモートとハリー・ポッターの関係は、予言によって運命づけられた宿敵の関係だ。「闇の帝王を滅ぼす力を持つ者が近づいている... 闇の帝王に三度立ち向かった者たちに生まれ、第七の月が死ぬとき生まれる...」という予言により、ヴォルデモートはハリーを脅威と見なした。

1981年のゴドリックの谷での襲撃では、リリー・ポッターの犠牲的な愛により死の呪いが跳ね返り、ヴォルデモートは肉体を失った。この時、意図せずしてハリーの魂にヴォルデモートの魂の一部が引っかかり、ハリーは7番目の分霊箱となった。

二人の関係は単なる敵対関係を超え、ヴォルデモートがハリーに力の一部を与えてしまったことで精神的な繋がりが生まれた。ハリーはヴォルデモートの感情や行動を感知でき、時には彼の視点を通して物事を見ることもできた。

最終的に、ハリーが自ら犠牲となることでヴォルデモートを倒し、この運命的な関係に終止符が打たれた。

映画での描写

登場している映画

以上7作(第3作以外)で、成人のヴォルデモートをレイフ・ファインズが、青年期のトム・リドルをクリスチャン・コールソンフランク・ディレインが、少年期をヒーロー・ファインズ=ティフィンが演じた。

復活への執念

映画『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』では、ヴォルデモートの完全な復活が描かれた。

レイフ・ファインズが演じるヴォルデモートは、蛇のような鼻孔、赤い目、青白い肌という非人間的な外見で登場した。復活の際には、父親の骨(トム・リドル・シニアの骨)、しもべの肉(ワームテールの腕)、敵の血(ハリー・ポッターの血)を使い、ワームテールの手助けで肉体を取り戻した。

ダンブルドアとの対決

『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』では、魔法省でダンブルドアと壮絶な魔法戦を繰り広げた。水の球体に捕らえられたヴォルデモートは、最終的にハリーを憑依しようと試みたが、ハリーの愛の力によって追い出された。

最終決戦

『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』では、ホグワーツでの最終決戦が描かれた。ニワトコの杖の真の所有者がハリーであることを知らないまま、死の呪いを放ったが、呪いは跳ね返り、最終的に灰となって消滅した。

原作と映画の主な相違点

トリビア・豆知識

登場・言及箇所

『ハリー・ポッターと呪いの子』での設定

ネタバレ注意

この項目には『ハリー・ポッターと呪いの子』の重要な設定が含まれています。未読・未視聴の方はご注意ください。

『ハリー・ポッターと呪いの子』では、ヴォルデモートに関する新たな設定が明かされた。ヴォルデモートとベラトリックス・レストレンジとの間にはデルフィニ (Delphini) という娘がいたことが判明する。婚姻関係はなかったが、この血縁関係が物語の重要な要素となる。

デルフィニはヴォルデモートの死後、父を蘇らせようと時間を操作する計画を実行しようとしたが、ハリー・ポッターとその息子アルバス、そしてドラコ・マルフォイとその息子スコーピウスによって阻止された。