ヴィンディクタス・ヴェリディアン

ヴィンディクタス・ヴェリディアン (Vindictus Viridian) は、『呪いのかけ方、解き方』の著者として知られる魔法使いです。

ℹ️ 概要

基本情報

日本語での名前: ヴィンディクタス・ヴェリディアン

原書での名前: Vindictus Viridian

原作での登場: 著書の言及のみ(『賢者の石』)

著書: 『呪いのかけ方、解き方』(Curses and Counter-Curses)

📖 原作での設定

『呪いのかけ方、解き方』の著者

ヴィンディクタス・ヴェリディアンは、原作小説『ハリー・ポッターと賢者の石』第5章「ダイアゴン横丁」で、その著書『呪いのかけ方、解き方』(原題: Curses and Counter-Curses )が言及されるのみの人物です。

『ハリー・ポッターと賢者の石』第5章より

ハグリッドは、ヴィンディクタス・ヴェリディアンちょのろいのかけかたき方(友人をうっとりさせ、最新のふくしゅうほうほうで敵を困らせよう――ハゲ、クラゲあし、舌もつれ、そのあの手この手――)」を読みふけっているハリーを、引きずるようにして連れ出さなければならなかった。

1991年7月31日、ハリーがハグリッドと共にダイアゴン横丁を訪れた際、書店「フローリシュ・アンド・ブロッツ書店」でハリーが見つけた本です。ハリーは「どうやってダドリーに呪いをかけたらよいか調べ」ていて、この本に読み耽っていました。

名前の語源

  • Vindictus: ラテン語「vindicta(復讐)」1 に由来すると考えられます。同じ由来を持つ英単語として、「vindictive(復讐心に燃えた、恨みを抱いた)」があります。
  • Viridian: ラテン語「viridis(緑)」2に由来すると考えられます。また、英単語「viridian(青みがかった緑色、またはその色の顔料)」も存在します。

メモ

なお、日本語訳ではファミリネームが「ヴェリディアン」となっていますが、原書の表記は Viridianであり、「ヴィリディアン」のほうが発音に忠実です。

📚 登場

  • 『ハリー・ポッターと賢者の石』
  • ポッターモア
    • 『呪いのかけ方、解き方』(現在は非公開)

Footnotes

  1. Wiktionary - vindicta

  2. Wiktionary - viridis