ハーバート・チョーリー

ハーバート・チョーリー (Herbert Chauley) は、マグル界のイギリス政府で政務次官だった男性です。何者かが服従の呪文をチョーリーにかけそこねた結果、聖マンゴに入院することになりました。

1996年夏当時の、イギリス政府の政務次官

ハーバート・チョーリーはマグルの男性で、1996年夏までイギリス政府の政務次官を務めていました。1週間ほど様子がおかしくなり、「家族と一緒に過ごす時間を増やす」との理由をつけて辞職しました。

「さて、政務次官のハーバート・チョーリーだが――」スクリムジョールが続けて言った。

「公衆の面前でアヒルに扮して道化ていた男のことだ」

「それがどうしました?」

「明らかに『服従の呪文』をかけ損ねた結果です」スクリムジョールが言った。

「頭をやられて混乱しています。しかし、まだ危険人物たりうる」

「ガーガー鳴いているだけですよ!」首相が力なく言った。

「ちょっと休めばきっと……酒を飲みすぎないようにすればたぶん……」

「こうしている間にも、『聖マンゴ魔法疾患傷害病院』の癒師団が、診察をしています。これまでのところ、患者は癒師団の癒者三人を絞め殺そうとしました」

スクリムジョールが言った。

  • 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』第1章

チョーリーはこのころ何者かに「服従の呪文」にかけられそうになった様子で、公衆の面前でアヒルのように振る舞っていたことがわかっています。聖マンゴ魔法疾患傷害病院に移送され、癒者の治療を受けることになりました。

チョーリーの容態については、この頃新しく魔法大臣に就任したルーファス・スクリムジョールからマグルの魔法大臣に報告がありました。チョーリーのその後についてはわかっていません。

登場

  • 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』