カッサンドラ・トレローニー
カッサンドラ・トレローニー (Cassandra Trelawney) は、有名な占い師で、予見者の魔女。シビル・トレローニーの曾曾祖母にあたる人物です。
ℹ️ 概要
基本情報
日本語での名前: カッサンドラ・トレローニー
原書での名前: Cassandra Trelawney
原作での登場: 名前の言及のみ(直接登場なし)
初出作品: 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』
家族関係: シビル・トレローニー教授の曾曾祖母
職業・能力: 占い師・予言者(「真の予言者」として有名)
📖 有名な真の「予見者」
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』
第15章 ホグワーツ高等尋問官
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 第15章
「それで、あなたはあの有名な『予見者』カッサンドラ・トレローニーの曾々孫ですね?」 「ええ」トレローニー先生は少し肩を聳やかした。 クリップボードにまたメモ書き。 「でも――間違っていたらごめんあそばせ――あなたは、同じ家系で、カッサンドラ以来初めての『第二の眼』の持ち主だとか?」 「こういうものは、よく隔世しますの――そう――三世代飛ばして」トレローニー先生が言った。
カッサンドラ・トレローニーは第15章「ホグワーツ高等尋問官」で初めて言及されています。ドローレス・アンブリッジがシビル・トレローニーを査定する場面で、アンブリッジはシビルにカッサンドラ・トレローニーの子孫かどうか質問していました。
第37章「失われた予言」
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 第37章
「十六年前の冷たい雨の夜、ホッグズ・ヘッドのバーの上にある旅籠のひと部屋じゃ。わしは『占い学』を教えたいという志願者の面接に、そこへ出向いた。『占い学』の科目を続けること自体、わしの意に反しておったのじゃが。しかし、その人物が、卓越した能力のある非常に有名な『予見者』の曾々孫じゃったから、わしは、会うのが一般的な礼儀じゃろうと思うたのじゃ。わしは失望した。その女性本人には才能のかけらもないように思われた。わしは、礼を欠かぬように言ったつもりじゃが、あなたはこの職には向いていないと思うと告げた。そして帰りかけた」
同作品の終盤で、ダンブルドアがハリーにハリーとヴォルデモートに関する予言の説明をする際、ダンブルドアはカッサンドラについて触れています。ダンブルドアは占い学科の廃止を検討していたものの、「カッサンドラ・トレローニーの子孫」という事実から、面接を行うことが礼儀だろうと考え、シビルの面接を行うことを決めたと語っています。
血統による占い能力の継承
J.K.ローリングの書き下ろしによると、カッサンドラは「真の予言者」であり、予言能力がトレローニー家の血筋を通じて受け継がれています。ローリングは「カッサンドラの能力は代を重ねるにつれてだんだん薄れていったものの、シビルは自分で思っているよりも強く彼女の才能を受け継いでいます」1 と説明しています。
📚 登場
- 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』(名前の言及)
- 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』(簡潔な言及)
- ポッターモア
- J.K.ローリングからの新着コンテンツ「シビル・トレローニー」(現在英語版のみの公開)
Footnotes
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ポッターモア J.K.ローリングからの新着コンテンツ「シビル・トレローニー」 ↩