ロッホレンはこの年、モントローズからアーブロースまでの短距離を飛行箒で移動しました。その後、「尻が木のささくれだらけになり、痔がひどくなった」と述べています。
ロンドンのクィディッチ博物館に展示されている中世の箒を見ると、ロッホレンの不快感が納得できる。ニス仕上げしていない、節くれだった太いトネリコの柄に、その一方の端にハシバミの小枝が荒っぽく束ねられ、快適さも空気力学もない。
『クィディッチ今昔』
初期の箒は箒の柄に使われた木材にあまり加工がなされておらず、節やささくれがそのままだったようです。