ルシウス・マルフォイ

ルシウス・マルフォイ (Lucius Malfoy) は純血の魔法使いで、ドラコ・マルフォイの父親です。ホグワーツ魔法魔術学校の出身で、在学中はスリザリン生でした。純血主義者であったルシウスは、裏ではヴォルデモートの手下である「死喰い人」として活動する一方、表ではその財力を使って魔法省内で大きな影響力を振るいました。

ドラコ・マルフォイの父親で死喰い人

1954年ごろ、アブラクサス・マルフォイの息子として生まれました。ホグワーツ魔法魔術学校の在学中はスリザリン生でした。

ブラック家出身の魔女ナルシッサと結婚し、一人息子ドラコがいます。財力で魔法省内で大きな影響力を持つ一方、裏では死喰い人としてヴォルデモート卿に仕えていました。

1981年にヴォルデモートが1度目の敗北を喫すると、ルシウスは服従の呪文にかけられていたと訴えてアズカバンへの収監を逃れます。ルシウスは魔法界の上流階級に留まっていましたが、マグルやマグル生まれに対する差別的態度は取り続けていました。

1992年には魔法不正使用取締局に務めていたアーサー・ウィーズリーの娘ジニーの学用品にヴォルデモートの学生時代の日記を紛れ込ませ、ジニーに秘密の部屋を開けさせてホグワーツを恐怖に陥れました。

1994年、クィディッチ・ワールドカップ決勝戦後にマグルの一家が襲撃された事件にも加わっています。

1995年夏にヴォルデモートが復活すると、再び死喰い人としてヴォルデモートに仕えました。ヴォルデモートの命で、魔法省の神秘部にあった予言を奪おうとします。

しかし1996年6月、神秘部の戦いでアルバス・ダンブルドアの呪文に捕まったルシウスは、予言を手に入れることに失敗しただけでなく、逮捕されアズカバンに収監されました。

1997年にはアズカバンから脱獄したものの、マルフォイ家の地位はもはや失墜していました。

1998年、ルシウスと妻ナルシッサはホグワーツの戦いの最中、ヴォルデモートの敗北直前にヴォルデモートを裏切りました。

第二次魔法戦争後死喰い人たちに不利な情報を提供することで、ルシウスは再びアズカバン送りを逃れました。息子のドラコは2017年までに同級生ダフネ・グリーングラスの妹アストリアと結婚し、ルシウスにとっては孫息子であるスコーピウス・マルフォイが生まれました。

登場

  • 『ハリー・ポッターと賢者の石』
  • 『ハリー・ポッターと秘密の部屋』
  • 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』
  • 『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』
  • 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』
  • 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』
  • 『ハリー・ポッターと死の秘宝』
  • 『吟遊詩人ビードルの物語』
  • ポッターモア
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