かつてスピナーズ・エンドで暮らしていた、マグルの男性です。魔女のアイリーン・プリンスと結婚し、息子セブルスが生まれました。
基本データまとめ
セブルス・スネイプの父親
誕生
トビアス・スネイプは20世紀前半に生まれたものと考えられます(息子セブルスは1960年生まれ)。
マグルのスネイプ家に生まれたトビアスでしたが、やがて魔女のアイリーン・プリンスと出会います。
結婚生活
トビアス・スネイプは魔女のアイリーン・プリンスと結婚しました。トビアスとアイリーンの結婚について、魔法界の『日刊予言者新聞』にお知らせが載りました。
二人はスピナーズ・エンドという小路で暮らしていました。イングランドのコークワースという町にあり、労働者が多く暮らす地域です。
1960年1月9日、息子セブルスが生まれます。息子の誕生もまた『日刊予言者新聞』にお知らせが載りました。
――すると突然、ハリーの頭は、自分のものではない記憶で満たされた。鉤鼻の男が、縮こまっている女性を怒鳴りつけ、隅のほうで小さな黒い髪の男の子が泣いている……
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』第26章
「ご両親は、もうけんかしていないの?」
「そりゃ、してるさ。あの二人はけんかばかりしてるよ」
[…]
「あなたのパパは、魔法が好きじゃないの?」
「あの人は何にも好きじゃない。あんまり」スネイプが言った。
――リリー・エバンズとセブルス・スネイプ 『ハリー・ポッターと死の秘宝』第33章
トビアスとアイリーンはけんかばかりしている様子で、夫婦仲は決して芳しくありませんでした。息子のセブルスは、トビアスは魔法を含めて何も好きではないと口にしています。セブルスの髪は伸び放題で、「短すぎるジーンズ」「大人の男物と思われるだぶだぶでみすぼらしい上着」「おかしなスモックのようなシャツ」とちぐはぐな格好をしていることから、きちんと息子の世話をしている様子はあまりありませんでした。
第二次魔法戦争
1996年夏、かつてトビアスが家族と暮らしていたスピナーズ・エンドの家には、息子のセブルス、そしてセブルスが匿っていたピーター・ペティグリューが滞在していました。
トビアスやアイリーンがこの時点でこの場所に暮らしている様子はありません。別な場所で暮らしていたか、既に亡くなっているものと考えられます。
登場・言及箇所
- 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』
- 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』
- 『ハリー・ポッターと死の秘宝』