ホグワーツの校長室やグリフィンドール寮など、ホグワーツ城の特定の区域に入る際に述べなければならない言葉のこと。特定の像や肖像画の中の人物など、門番に当たる役割が存在することが多いです。
原書での表記・日本語訳
原書(イギリス英語)では”password”(アカウントのログインに使う「パスワード」と同じ語)。この日本語訳が「合言葉」です。
エピソード
アルバス・ダンブルドアが校長を務めていた時代には、校長室の合言葉にはダンブルドアの好きなお菓子の名前が使われていました。
1993年のハロウィーンでは、シリウス・ブラックがホグワーツ城に侵入し、グリフィンドール寮の入口にあった「太った婦人」の肖像画をめった切りにしました。修復を待つ間代わりにカドガン卿の肖像画が入口に掛けられると、カドガン卿は難解な合言葉を次々にひねり出し、グリフィンドール生たちから不評を買いました。
ネビル・ロングボトムは合言葉を覚えきれずに1週間分の合言葉をメモに書いて持ち歩いていましたが、それを落としてしまいました。再び侵入したシリウス・ブラックはその紙を拾って合言葉を読み上げ、カドガン卿はシリウスをグリフィンドール寮に入れてしまいました。
作中に登場した合言葉
グリフィンドール寮の入口
- 「カプート・ドラコニス」
- 「豚の鼻」
- 「ミミダレミツスイ」
- 「フォルチュナ・マジョール、たなぼた」
- 「スカービー・カー、下賤な犬め」
- 「オヅボディキンズ」
- 「フリバティジベット」
- 「ボールダーダッシュ(たわごと)」
- 「フェアリー・ライト、豆電球」
- 「バナナ・フリッター」
- 「ミンビュラス・ミンブルトニア」
- 「ディリグロウト」
- 「ボーブル玉飾り」
- 「節制」
- 「サナダムシ」
- 「何事やある? クイッド・アジス?」
スリザリン寮の入口
- 「純血」
校長室の入口
- 「レモン・キャンデー」
- 「ゴキブリゴソゴソ豆板」
- 「フィフィ・フィスビー」
- 「ペロペロ酸飴」
- 「タフィー・エクレア」
- 「ダンブルドア」
監督生用の浴室
- 「パイン・フレッシュ(松の香爽やか)」
登場・言及箇所
- ハリー・ポッターと賢者の石
- ハリー・ポッターと秘密の部屋
- ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
- ハリー・ポッターと炎のゴブレット
- ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
- ハリー・ポッターと謎のプリンス
- ハリー・ポッターと死の秘宝
- ポッターモア