この項目は、WizardingWorld.com(旧:ポッターモア)で明らかになった情報を含みます。
基本情報まとめ
フェンリール・グレイバック(Fenrir Greyback)
1940年代半ば以前(1965年ころグレイバックがマグルの子供2人を襲った疑いで魔法省に連行されていることが明らかにされており、そこから逆算した推定)
男性
人間(狼人間)・魔法族
- 死喰い人の協力者(死喰い人のローブを着ることは許されているが、闇の印はない(7巻23章))
灰色
来歴
感染
フェンリール・グレイバックの正確な生年は定かではありません。
狼人間のほとんどが噛まれる前は魔法使い・魔女であった(ポッターモア)ことから、グレイバックもおそらく人生のどこかの時点で狼人間に噛まれたものと考えられます。
グレイバックは狼人間になった後もしばらくの間魔法省の「狼人間登録簿」への登録から逃れており、他の狼人間の仲間と同じように、生きるために盗みや殺しを働き、魔法社会の周辺で生きていました。
リーマス・ルーピンへの襲撃
1964年ころには、イギリス中で闇の魔術の活動が激化していました。魔法界の覇権を握ることを目論み、ヴォルデモート卿とその陣営はありとあらゆる闇の生き物を掌中に入れ、魔法省を転覆させようとしていました。魔法省は脅威を封じ込めるため、闇の生き物についての権威や専門家に協力を要請しました。
そのころ、グレイバックはマグルの子ども2人の死に関わった疑いで魔法省の魔法生物規制管理部に連行されていました。グレイバックを狼人間だとは魔法省も把握しておらず、当の本人もマグルの流れものであると身分を偽り、死んだ子どものことを聞いてショックを受けていると言い張ります。十分な知識も無く働き詰めだった査問委員会のメンバー2人は、グレイバックの主張を信じこんでしまいました。
魔法生物規制管理部に勤めていた「人間以外の霊的存在」の世界的権威、ライアル・ルーピンはグレイバックの外見と行動から狼人間の特徴を認め、次の満月まで勾留しておくべきだと主張します。満月は丸一日経てば昇るという時期であったにも関わらず、他の査問委員は鼻で笑って取り合おうとしませんでした。ライアルは穏やかな男でしたが、その時は珍しく激昂し、狼人間は「無慈悲で、邪悪で、殺されて当然の存在」と口にしてしまいます。グレイバックは査問委員たちのやり取りを一言も発することなく聞いていました。結局、査問委員会は「マグルの流れ者」を無罪放免としました。
「マグルの流れ者」が魔法省に連行された記憶は、「忘却術」で忘れさせるはずでした。ところがグレイバックを出口まで見送った魔法使いたちは術をかける間もないまま、グレイバックと2人の狼人間に襲われてしまいます。3人の狼人間はまんまと逃げ去り、グレイバックはライアル・ルーピンが自分たちのことを何と言ったか、仲間たちに知らしめました。こうしてグレイバックは自分たちを侮辱したライアル・ルーピンに対して復讐を計画します。
ライアルの息子、リーマスが5歳の誕生日を迎える少し前のこと、寝室の窓からリーマスの部屋に侵入し、グレイバックはすやすや眠っていたリーマスを襲いました。駆けつけたライアルが強力な呪文でグレイバックを撃退したが、その日以来、リーマス・ルーピンは狼人間となってしまいました。
第二次魔法戦争
「フェンリール・グレイバックは、現在生きている狼人間の中で、おそらくもっとも残忍なやつだ。できるだけ多くの人間を咬み、汚染することを自分の使命だと考えている。魔法使いを打ち負かすのに十分な数の狼人間を作り出したいというわけだ。(…)」
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』第16章
この項目は書きかけです。中の人は項目を増やすのに必死なので、生暖かい目で見守っていてください。
外見
ハリーのいちばん近くに立っていた、もつれた灰色の髪の、大柄で手足の長い男が言った。動物のような口髭が生えている。死喰い人のローブがきつすぎて着心地が悪そうだった。(…)汚らしい両手に長い黄ばんだ爪が伸びている。
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』第27章
グレイバックはかなり動物的な外見をしており、髪はもつれ、口髭も生えており、かなり大柄なようです。いつでも襲えるよう爪を伸ばしており、尖った歯を持っています。
登場・言及箇所
- 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』
- 『ハリー・ポッターと死の秘宝』
- ポッターモア(現在はWizardingWorld.comにリニューアルされており、英語でのみの公開)
- J.K. ローリングの新着コンテンツ「リーマス・ルーピン」
- J.K. ローリングの新着コンテンツ「狼人間」