ニコラス・フラメルは著名な錬金術師で、賢者の石の創造に成功した唯一の者として知られる魔法使い。アルバス・ダンブルドアの友人で、賢者の石の共同研究を行った。
賢者の石が創り出す「命の水」を使っていたため、ニコラスとその妻ペレネレは大変な高齢であった。1992年時点でニコラスの年齢は665歳以上だった1
著名な錬金術師であると同時にオペラ愛好家でもあり、妻と共にデボン州で静かに余生を送っていた。
1992年6月、ヴォルデモート卿の命令でクィリナス・クィレルは賢者の石を盗もうとするが、ハリー・ポッター、ロン・ウィーズリー、ハーマイオニー・グレンジャーの3人に阻まれた。ニコラス・フラメルはアルバス・ダンブルドアと話し合い、賢者の石を破壊することにする。ダンブルドアによれば、フラメル夫妻には身辺の整理をするのに十分な「命の水」の蓄えがあったという。ニコラス・フラメルは間もなくこの世を去ったとされる。
ニコラス・フラメルについてはわずかにアルバス・ダンブルドアの蛙チョコレートのカードに記述がある。これはハリー、ロン、ハーマイオニーが賢者の石について探り当てるきっかけとなった。
- 誕生
- 1327年以前
- 死没
- 1992年頃
- 婚姻状況
- 既婚
- 出身校
- ボーバトン魔法アカデミー2
- 邦訳(日本語)
- ニコラス・フラメル
- 原書(英語)
- Nicolas Flamel
- 種
- 人間
- 性別
- 男性
- 妻
- ペレネレ・フラメル
- 登場
- 『ハリー・ポッターと賢者の石』(言及のみ)
登場・言及箇所
- 『ハリー・ポッターと賢者の石』
- 『ハリー・ポッターと死の秘宝』
- ポッターモア
実在のニコラス・フラメル
ニコラス・フラメル(またはニコラ・フラメル)は14世紀から15世紀にかけて実在したとされる人物。裕福な実業家であると同時に慈善家で、妻ペレネレと共にパリに暮らしていた。『アブラハムの書』と呼ばれる秘宝書を買い、賢者の石の創造を目指したという。
ニコラス・フラメルが建てた家のうち1軒はパリのモンモレンシー通り52番地に今も実在し、現在はレストランとなっている。
また、パリにはニコラス・フラメルの名前を冠した通りも存在する。
J.K.ローリングのコメント
『ハリー・ポッターと賢者の石』の執筆を始めて数ヵ月が経ったころでしょうか、フラメルの夢を見たことを覚えています。ものすごく詳細で、ひときわ鮮明な夢でした。ルネサンス期の絵画が現実になったような光景で、金色の光に包まれた散らかった研究室で、フラメルは私を案内しながら、「賢者の石」のつくり方を正確に教えてくれました(つくり方を思い出せたらいいのですが)。
ポッターモア J.K.ローリングからの新着コンテンツ「ニコラス・フラメル」
J.K.ローリングは『ハリー・ポッターと賢者の石』の執筆中にニコラス・フラメルの夢を見たと語っている。夢の中でフラメルは賢者の石の創り方を正確に教えてくれたという。
- 『ハリー・ポッターと賢者の石』第13章 さらにハーマイオニーがこの情報を見つけたのは「巨大な古い本」であるので、665歳より年を重ねていると考えるのが妥当。 ↵
- ポッターモア J.K.ローリングからの新着コンテンツ「ボーバトン魔法アカデミー」
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