1932年: イルフラクーム事件

1932年、群れを離れた凶暴なウェールズ・グリーン普通種のドラゴンが、日光浴をするマグルで混み合う浜辺を襲いました。

休暇中だったティリー・トークとその家族の勇敢な行動により、死者は出ませんでした。トークたちが事件直後、イルフラクームの住民に20世紀最大規模の忘却呪文をかけ、マグルに魔法族やドラゴンの存在を知られるという惨事を免れることができました。

ティリー・トークは後日、マーリン勲章勲一等を授与されました。

一方、この時の忘却呪文を住民の何人かが逃れたとも言われており、「ドッジー・ダーク(逃げ上手のダーク)」という渾名のマグルは南海岸沿いのあちこちの酒場で、「巨大な醜い空飛ぶトカゲ」が自分のエアマットをパンクさせた、とくだを巻いているといいます。