1269年: スニジェットが「クアディッチ」の試合で放たれる

当時の魔法使い評議会委員長バーバルス・ブラッグが、「クアディッチ」の試合で、魔法生物の鳥スニジェットを放ちました。これが現在のクィディッチにおける「黄金のスニッチ」に発展します。

ブラッグは選手たちに、試合中にスニジェットを捕まえた者には金貨150ガリオン(現在の価値で100万ガリオン以上)を与えると言いました。選手たちはクアッフルやゴールを無視して飛び上がり、スニジェット狩りを始めました。逃げようとするスニジェットに対し、観衆は「はねつけ呪文」をかけてスニジェットを競技場に押し戻しました。

試合を見に来ていた観衆の一人、魔女のモデスティ・ラブノットは「呼び寄せ呪文」でスニジェットを呼び寄せると、ローブの前のところに入れ、人混みから逃れたところでスニジェットを放しました。モデスティは試合妨害の廉で罰金10ガリオンを課せられたため、生家を売って妹の元で暮らすようになったようです。

まもなく、クィディッチの試合で必ずスニジェットが1羽放たれるようになり、各チームに1人の選手(ハンター)はスニジェットを捕まえることだけに専念しました。スニジェットが殺されると試合が終了し、バーバルス・ブラッグが約束した150ガリオンにちなみ、捕まえたハンターのチームに150点が与えられました。観衆はスニジェットが競技場から出ないように「はねつけ呪文」をかけるようになりました。