マージ・ダーズリー
マージ・ダーズリー (Marge Dursley) はバーノン・ダーズリーの姉です。フルネームはマージョリー・アイリーン・ダーズリー (Marjorie Eileen Dursley) 。ダドリー・ダーズリーの伯母、ペチュニア・ダーズリーの義姉にあたります。ブルドッグのブリーダーで、リッパーという犬が一番のお気に入りです。外見は弟のバーノンそっくりです。
1993年、マージはプリベット通り4番地のバーノンの家を訪れ、1週間滞在しました。滞在最後の日、両親を侮辱され腹を立てたハリー・ポッターによって体を膨らまされてしまいました。この事件の記憶は魔法省によって修正されました。以後、ハリーとマージが二度と会うことはなかったようです。
来歴
ブルドッグのブリーダーとして
マージ・ダーズリーは1940年代または1950年代にイギリスのマグルの家庭ダーズリー家に生まれました。バーノンの姉です。
大きな庭のある田舎の家で、ブルドッグのブリーダーをして暮らし始めました。裕福な様子で、甥のダドリーに高価なプレゼントを贈ったり、バケーションに出かけたりしています。12匹のブルドッグと暮らしており、忙しくてあまり料理はしないようです。
マージは自分の留守中にブルドッグの世話をしてくれる隣人の退役軍人、ファブスター大佐に密かに恋をしていましたが、マージの性格を知るファブスターは絶対に結婚をする気はなかったそうです。
ダドリーの伯母として
1985年6月、マージは甥のダドリーの5歳の誕生日パーティーにプリベット通りを訪れていました。ダドリーとハリーが「動いたら負け」のゲームをした際には、マージはハリーの足を杖で叩き、絶対にダドリーを勝たせるようにしていました。 またある年のクリスマスには、甥のダドリーにコンピューターで動くロボットを、ハリーには犬用ビスケットの缶をプレゼントしました。
マージはダドリーの10歳の誕生日パーティーにも訪れています。この時、ハリーはマージの犬、リッパーの足を踏んづけてしまい、リッパーに追いかけられたハリーは庭の木の上へと逃げました。マージは真夜中を過ぎてもリッパーを呼び戻そうとせず、ダーズリー一家は散々笑い話にしました。
1991年6月、マージは休暇でワイト島へと旅行しており、ダドリーの11歳の誕生日にプリベット通りを訪れることはありませんでした。しかし、ダドリーへの誕生日プレゼントは贈っていました。このころ、ワイト島で腐った貝に当たってしまったことを書いた手紙をダーズリー家に送っています。
ハリー・ポッターの事故
1993年夏、マージはプリベット通りのダーズリー家に1週間滞在しました。ハリーが「まともでない」ことをマージは知らず、代わりに「セント・ブルータス更生不能非行少年院」に通っていると聞かされていました。この滞在の間ずっとマージはハリーに何かと難癖をつけました。
滞在最後の夜、マージがハリーの父親を侮辱すると、ハリーは魔力の制御が効かなくなり、マージを魔法で風船のように膨らませてしまいました。この事故は魔法省の『魔法事故リセット部隊』が処理、マージは元通りにされ、記憶は修正されました。
それからと言うもの、ハリーがプリベット通りを離れるまでダーズリー一家はマージを家には呼ばず、マージはハリーと二度と会うことはありませんでした。
外見
マージは弟のバーノンによく似ているそうです。巨大で肉付きが良い体型に赤ら顔をしていて、バーノンほどたっぷりではないが口髭まで蓄えています。
登場
- 『ハリー・ポッターと賢者の石』
- 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』
- 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』
- ポッターモア
- J.K.ローリングからの新着コンテンツ「マージ・ダーズリー」 (現在は英語版のみの公開)