マダム・マルキン

マダム・マルキンはダイアゴン横丁北側にある「マダム・マルキンの洋装店――普段着から式服まで」の店主。
1991年の夏にハリー・ポッターがホグワーツの制服を揃えに訪れた際には、愛想がよくずんぐりとした魔女で、服装は藤色ずくめだった。
1996年夏、ドラコ・マルフォイとハリー、ロンが店内で口論した際には3人を止めようとしたが、どうにもならず、最後は何も起こってないかのように振る舞った。その後ロンとハリーの新しいローブの寸法直しをしている間は気もそぞろ、ハーマイオニーには間違って男物のローブを売ろうとした。

基本情報

名前について

Malkinという姓は13世紀末に記録のあるMalkynという姓から派生したものとされている。これはMaryの愛称であるMalleと、「～の近い親戚」を意味する指小辞”kyn”または”kin”がついたものとされる。²
また英語”malkin”はイギリスの方言で次の意味がある。³

1. だらしのない女。ふしだらな女。
2. カカシ。ボロを来た人形。
3. モップのこと。特にボロ布の束で作られ、パン屋がオーブンの掃除に使うもの。
4. 猫。
5. 野ウサギ。

登場・言及箇所

• 『ハリー・ポッターと賢者の石』
• 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』
• 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』
• 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』
• 『ハリー・ポッターと死の秘宝』