10世紀ころ、ゴドリック・グリフィンドールと同時代の小鬼の王です。当時の小鬼社会で最も優れた銀細工師で、グリフィンドールの剣を鍛えました。
基本データまとめ
名前
ラグヌック1世(Ragnuk the First)
時代
10世紀ころ
種
小鬼(ゴブリン)
性別
男性
肩書き
- 王
来歴
ラグヌック1世は10世紀ころ、ホグワーツ魔法魔術学校の創設者の一人ゴドリック・グリフィンドールと同時代の小鬼です。金属細工を得意とする小鬼たちの中でも優れた腕前の銀細工師であったことから、小鬼たちの王となっていました。
ある時、ゴドリック・グリフィンドールからの注文を受け、ラグヌックは後にグリフィンドールの剣と呼ばれる剣を鍛えることになりました。ところが剣が完成すると、ラグヌックはその剣を気に入りどうしても自分のものにしたくなってしまいます。そこでラグヌックはグリフィンドールに剣を盗まれたふりをして、グリフィンドールに家来を差し向け、自分が鍛えた剣を奪おうとしました。
グリフィンドールは杖で応戦しましたが、襲ってきたラグヌックの家来を殺しはしませんでした。家来たちは魔法でラグヌックの元へ送り返され、グリフィンドールはラグヌックに対し、もし今度剣を奪おうとするようなことがあれば、剣を抜いて応戦すると警告します。ラグヌックはこの警告を恐れて二度とグリフィンドールの剣を奪おうとはしなかったものの、ラグヌックの腹の虫は収まりませんでした。
それからというもの、「グリフィンドールがラグヌックの剣を盗んだ」という事実無根の言い伝えが生まれ、グリップフックなど一部の小鬼の間で語り継がれています。
言及箇所
- ハリー・ポッターと死の秘宝
- ポッターモア
- J.K.ローリングからの新着コンテンツ「グリフィンドールの剣」