メアリー・カターモール

基本データまとめ

来歴

1997年まで

メアリー・カターモールは、青物商のマグルの両親のもとに生まれました。生まれた年は明らかにされていません。

11歳の時「桜材、ユニコーンのたてがみ、22センチ」の杖を購入しました。作中ではっきりとは書かれていませんが、11歳はホグワーツ入学の年齢なので、ホグワーツ魔法魔術学校で教育を受けたものと考えられます。

やがて魔法省に勤める魔法使い、レッジ・カターモールと結婚し、メイジー、エリー、アルフレッドの一男二女をもうけました。

マグル生まれ登録委員会の尋問

1997年8月1日、ヴォルデモート卿率いる闇の勢力により秘密裏にクーデターが起こり、魔法省は政策を一転させました。マグル生まれの魔法使い・魔女を取り締まる「マグル生まれ登録委員会」が新設され、アルバート・ランコーンの情報によってメアリーがマグル生まれであることが委員会の知るところとなりました。

9月2日、メアリーはマグル生まれ登録委員会に出廷し、ドローレス・アンブリッジとヤックスリーの尋問を受けます。そこでは11歳の時に購入した杖を他の者から「奪って魔力を手に入れた」という嫌疑をかけられます。そのころ夫のレッジは「ゲーゲー・トローチ」を食べさせられ、治療のために魔法省には来ていませんでした。出廷するはずだったレッジは現れず、メアリーは尋問中すすり泣いていました。

その尋問にはハリー・ポッターがアルバート・ランコーンに変装し、透明マントを被って潜入していました。ランコーンに扮するハリーはアンブリッジとヤックスリーを気絶させ、尋問は中断します。メアリーはマグル生まれを監視していた吸魂鬼にキスされそうになりますが、ハリーの守護霊によって救出されました。ハリーと同じく潜入していたハーマイオニーの守護霊により、その場にいた吸魂鬼は追い払われます。メアリーは法廷の外で夫に変装したロン・ウィーズリーに会い、一家での国外脱出を提案します。その場のマグル生まれたちはランコーン扮するハリーの守護霊に付き添われ、アトリウムへと脱出しました。

メアリーがアトリウムまで来たところで、レッジに変装したロン・ウィーズリーは本物のレッジに鉢合わせしてしまいます。事態を飲み込めていないうちに夫に変装したロンに連れられ、メアリーは魔法省を脱出しました。

カターモール一家のその後については明らかになっていません。

登場・言及箇所

• 『ハリー・ポッターと死の秘宝』