シリウス・ブラックは純血の魔法使いで、オリオン・ブラックとヴァルブルガ・ブラックの長男。1歳年下の弟にレギュラス・ブラックがいる。
魔法界の旧家ブラック家の嫡男であったものの、シリウスは一族の純血主義に反発していた。1971年から1978年の間ホグワーツ魔法魔術学校に在学、一族のほとんどが純血主義と関わりの深いスリザリン寮出身の中、シリウスはホグワーツ入学時にグリフィンドール寮に組分けされた。
ホグワーツに入学したシリウスは、ルームメイトだったジェームズ・ポッター、リーマス・ルーピン、ピーター・ペティグリューといった3人の親友を得た。狼人間であったリーマスの力になろうとジェームズやピーターとともに動物もどき(アニメーガス)となり、自身は大きな黒い犬に変身した。ホグワーツ卒業後、シリウスはこの3人とともに不死鳥の騎士団に参加した。シリウスはジェームズとリリー・ポッター夫妻の一人息子、ハリーの後見人にもなった。
1981年10月31日、親友であったピーター・ペティグリューの裏切りにより、ジェームズとリリー・ポッターはヴォルデモート卿に殺害される。ピーターの裏切りを知ったシリウスは独りでピーターを追い、マグルの通りでピーターを追い詰めた。ところがピーターはシリウスがジェームズとリリーを裏切ったと叫び、さらに持っていた杖でその場にいた12人のマグルを殺害、自身はネズミに変身し逃亡する。シリウスはピーターの罪を着せられ、アズカバンでの終身刑が言い渡された。
シリウスはアズカバンで12年間を過ごし、その後犬に変身することでアズカバンを脱獄する。アズカバンから自力で脱獄することに成功した最初の人物となった(脱獄自体はバーティ・クラウチ・ジュニアが最初の人物であるが、クラウチ・ジュニアは母親が身代わりとなっていた)。シリウスは旧友リーマスやジェームズとリリーの息子、ハリーに真相を伝えることに成功するが、ピーターにはまたしても逃げられてしまう。その後はさらに逃亡生活を続け、1995年にヴォルデモートが復活すると不死鳥の騎士団に再び参加し、相続したブラック邸のグリモールド・プレイス12番地を騎士団の本部として提供した。
1996年6月、シリウスは魔法省での神秘部の戦いで従姉の死喰い人、ベラトリックス・レストレンジによって殺害された。死後、シリウスの冤罪は晴れたようであるが、作中にはっきりとは書かれていない。
1998年5月、蘇りの石によってジェームズ・ポッター、リリー・ポッター、リーマス・ルーピンとともに禁じられた森に現れた。ハリー・ポッターは後に長男をシリウスにちなみ、ジェームズ・シリウス・ポッターと名づけている。
表記 | |
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邦訳 | シリウス・ブラック |
原書 | Sirius Black |
来歴 | |
出生 | 1959年秋 |
死没 | 1996年6月18日(享年36) イングランド、ロンドン、魔法省、死の間 |
別名 |
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外見 | |
種 | 人間 |
性別 | 男性 |
髪 | 黒 |
目 | 灰色2 |
魔法特性 | |
杖 |
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動物もどき(アニメーガス) | 黒い犬 |
家族 | |
父 | オリオン・ブラック |
母 | ヴァルブルガ・ブラック |
弟 | レギュラス・ブラック |
従姉 |
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その他の主な親類 |
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所属 | |
出身校 |
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所属グループ |
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登場箇所
- ハリー・ポッターと賢者の石
- ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
- ハリー・ポッターと炎のゴブレット
- ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
- ハリー・ポッターと謎のプリンス
- ハリー・ポッターと死の秘宝
- Harry Potter Prequel
- “Serious Black”は英語で「真面目な黒人」というようにも聞こえる。 ↵
- J.K.ローリング公式サイトの”Immeritus”についてのページに記載あり(Internet Archiveで閲覧可能) ↵