魔法界の姓の一つです。「聖28一族」の一つに挙げられているため、1930年代まではほとんどの人々が純血だったと考えられます。
基本データまとめ
表記
シャフィク(Shafiq)
状況
- 1930年代には存在
- 現在もこの姓を名乗る人物がいるかは不明
言及箇所
- ポッターモア(現在はWizarding Worldにリニューアルされ、一部コンテンツは英語で見ることが可能)
- J.K.ローリングからの新着コンテンツ「純血」
考察
カタカナで書いてあるとわかりにくいですが、このシャフィクという姓は英語版を参照すると”Shafiq”とあり、何となく英語らしくないスペルです。
調べてみれば「シャフィーク」(Shafīq / شفيق)は文字を見れば分かる通りアラブ系の名前で、「慈悲」とか「情け」という意味の男性名です。アラブ圏には基本的に「姓」とか「苗字」というものが存在せず、自分の名前に父や祖父の名前を続ける場合がほとんど。家柄のいい人だったり、祖先が何かで成功した人だったりすると出自を示す「字名」を持っているんだとか。
ということはきっと「聖28一族」のシャフィク家の祖先(たぶんシャフィクさん)は、はるばるアラブ圏からイギリスにやってきて成功した人なんだろうか、なんて考えられるわけですね。絨毯の貿易か何かでしょうか……今ではイギリスでは絨毯はマグル製品に認定されてしまって取引ができませんが。
ちなみに、他にハリー・ポッターシリーズの中で登場するアラブ系の人物はというと、4巻で登場したアリ・バシールとハッサン・モスタファーがいます。アリ・バシールは何度も「絨毯の取引をさせろ」と魔法省に要求してきた様子。アーサーが呆れた様子で、「無理」とふくろうを送っているようです。
ハッサン・モスタファーはエジプトからのクィディッチの審判で、1994年のクィディッチ・ワールドカップ決勝、アイルランド対ブルガリア戦の審判をした人物ですが……さて、どんなことを「やらかした」でしょうか……。