ハッフルパフのカップ

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ホグワーツの創設者の一人、ヘルガ・ハッフルパフの遺品です。後にヴォルデモートが自分の分霊箱にしましたが、バジリスクの牙で破壊されました。

データまとめ

名前

ハッフルパフのカップ(Hufflepuff’s Cup)

作ったのは

ヘルガ・ハッフルパフ

時代

10世紀ごろ

所有者
  • ヘルガ・ハッフルパフ
  • ヘプジバ・スミス
  • ヴォルデモート卿
  • ハリー・ポッター
  • ロン・ウィーズリー
  • ハーマイオニー・グレンジャー
分霊箱作成時の犠牲者

ヘプジバ・スミス

登場巻
  • ハリー・ポッターと謎のプリンス
  • ハリー・ポッターと死の秘宝
  • ポッターモア

歴史

ハッフルパフ家

ハッフルパフのカップはホグワーツの創設者の一人、ヘルガ・ハッフルパフによって作られました。小さな金のカップで、入念に細工された二つの取っ手がついています。ハッフルパフのシンボルである穴熊の刻印が施されています。

ヘルガの死後、ハッフルパフのカップはハッフルパフの子孫に受け継がれていました。

ヘプジバ・スミス

ヘプジバが蓋を開けた。ハリーはよく見ようと少し身を乗り出した。入念に細工された二つの取っ手がついた、小さな金のカップが見えた。

『ハリー・ポッターと謎のプリンス』第20章
ポッターモア(現:Wizarding World)のツイート。
「ヘプジバの宝物」についての文があり、背景のイラストにはヘプジバとホキーが描かれている。

1946年には、ヘルガ・ハッフルパフの子孫であるヘプジバ・スミスがハッフルパフのカップを所有していました。当時ボージン・アンド・バークスに勤めていたトム・リドル(後のヴォルデモート卿)がヘプジバを訪れた際、ヘプジバは家宝のハッフルパフのカップと、ボージン・アンド・バークスから買ったスリザリンのロケットを見せました。

ヘプジバはこの2日後に亡くなっているのが見つかりました。ヘプジバに仕えていた屋敷しもべ妖精のホキーが、ココアに誤って毒を入れた廉で魔法省から有罪判決を受けました。

ヘプジバは蒐集品を隠し場所に隠して保管していました。そのため、ヘプジバの親族たちがハッフルパフのカップとスリザリンのロケットがなくなったことに気づいたのは、ヘプジバの死からしばらくしてから、ホキーの有罪判決が出たころでした。カップとロケットがなくなったことが確実になったときには、すでにトム・リドルはボージン・アンド・バークスを辞め、姿を消していました。

分霊箱

トム・リドル(ヴォルデモート)はヘプジバを殺害して自らの魂を分断し、ヘプジバから奪ったハッフルパフのカップを自らの分霊箱としました。それから年月を経て、ヴォルデモートは信頼していた死喰い人のベラトリックス・レストレンジにカップを委ねました。ハッフルパフのカップはグリンゴッツ魔法銀行にあるレストレンジ家の金庫に隠されました。

破壊

1997年、アルバス・ダンブルドアハリー・ポッターはハッフルパフのカップがヴォルデモートの分霊箱の一つだと結論づけました。しかし、その隠し場所はわかっていませんでした。

翌年、分霊箱を探す旅に出ていたハリー・ポッター、ロン・ウィーズリーハーマイオニー・グレンジャーの三人は「人さらい」の一味に捕まり、マルフォイの館にいたルシウス・マルフォイやベラトリックス・レストレンジらの下に差し出されました。グリフィンドールの剣を持っていたことが見つかると、ベラトリックスはパニックに陥り、ハーマイオニーを拷問しました。グリフィンドールの剣もセブルス・スネイプの命でレストレンジ家の金庫に隠されていたものだったからです。(ただし、レストレンジ家の金庫に送られたものは精巧な偽物でした。)ベラトリックスは、三人にレストレンジ家の金庫に侵入されて何か他にも盗み出されたのではないかと疑っていました。

ドビーに助けられ、ハリー、ロン、ハーマイオニーの三人はマルフォイの館から何とか脱出すると、レストレンジ家の金庫に分霊箱が隠されているのではないかと推測しました。5月1日、マルフォイの館から一緒に逃げ出してきた小鬼のグリップフックの助けを借り、グリンゴッツの金庫破りを決行しました。三人はレストレンジ家の金庫に入り、ハッフルパフのカップを手に入れて逃げました。このとき、グリップフックの裏切りに遭い、分霊箱を破壊する手段のグリフィンドールの剣を奪われてしまいました。

ハリーはヴォルデモートの心の中を読み、残りの分霊箱がホグワーツにあると確信します。三人は残りの分霊箱を見つけ出すため、ホグワーツに侵入しました。間もなくホグワーツの戦いが勃発、ホグワーツの教師陣・不死鳥の騎士団・ダンブルドア軍団のメンバーだった生徒が中心になってヴォルデモートとの勢力と戦いました。

「それで、分霊箱、もう一丁上がりだ」

そう言いながらロンは、上着の中から壊れたハッフルパフの残骸を引っ張り出した。

「ハーマイオニーが刺したんだ。彼女がやるべきだと思ったのさ。ハーマイオニーは、まだその楽しみを味わってなかったからね」

『ハリーポッターと死の秘宝』第31章

戦いの最中、ロンとハーマイオニーの二人は分霊箱を破壊する手段がないことに気づき、秘密の部屋へと向かいました。ロンがハリーの話す蛇語を真似して秘密の部屋を開けると、二人は死んだバジリスクから牙を取りました。

バジリスクの毒は分霊箱を破壊することができます。ハーマイオニーはバジリスクの牙を使って、分霊箱となっていたハッフルパフのカップを破壊しました。

J. K. ローリングのコメント

J. K. ローリングはかつてヘルガ・ハッフルパフの「秘宝」を大鍋にしようかとも考えていました。しかし、大きくて重たい分霊箱を持ち歩かせるのは少々滑稽で、不釣り合いの感が否めず、もっと小型で持ち運びやすいものにしたかったため、大鍋ではなくなったといいます。[ポッターモア]

登場

  • ハリー・ポッターと謎のプリンス
  • ハリー・ポッターと死の秘宝
  • ポッターモア