ここでは、5世紀~14世紀を中世としました。
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中世初期: 悪人エメリック、エグバートに敗れる
エメリックの用いた杖は、「ニワトコの杖」についての歴史上初めての記録ではないかといわれています。 -
中世初期: 闇の魔法使いゴデロット、闇の魔術の学問を進歩させる
悪人エメリックが極悪人エグバートに敗れてから1世紀後、闇の魔法使いゴデロットが危険な呪文を集めた書『最も邪悪なる魔法』を著しました。 -
中世初期: 闇の魔法使いゴデロット、息子ヘレワードに殺される
ゴデロットは息子ヘレワードの手で自宅の地下室に閉じ込められ、非業の死を遂げたといわれています。 -
10世紀以前: アイルランドの魔女メイブ女王、若い魔法族に教育を施す
10世紀末ころにホグワーツ魔法魔術学校が創立されるより前、伝説では、アイルランドのメイブ女王が若い魔法族を指導していたといわれています。 -
10世紀: スウェーデンで箒レースが始まる
スウェーデンで毎年開催される箒レースは、10世紀に始まりました。参加者はコパーベルグからアリエプログまでの300マイル(480キロ)を飛行します。 現在では国際的なレースになっていて、世界中から魔法使いが集まります。 -
962年: ドイツの古文書が箒から降りる魔法戦士を描く
マグルから隠すことができ、目立たず安価な移動手段として、魔法族は箒をこの時代にすでに利用していました。しかし、初期の箒は柄に使われている木材のささくれや節がそのままで、快適な作りとはいえないものでした。 -
990年ころ: ホグワーツ魔法魔術学校の創立
ゴドリック・グリフィンドール、ヘルガ・ハッフルパフ、ロウェナ・レイブンクロー、サラザール・スリザリンの4人によって、ホグワーツ魔法魔術学校が開かれました。 -
10世紀末~11世紀初頭ころ: サラザール・スリザリン、ホグワーツを去る
サラザール・スリザリンは、魔法教育は純粋に魔法族の若者にのみ与えるべきだと主張しました。これをめぐり、スリザリンとグリフィンドールが対立し、スリザリンはホグワーツを去りました。 -
10世紀末~11世紀初頭ころ: ヘレナ・レイブンクロー、母の髪飾りを盗み出す
ホグワーツの創設者ロウェナ・レイブンクローの娘ヘレナが、母の髪飾りを盗み出します。この髪飾りは、被ると知恵が増すと言われていました。 -
10世紀末~11世紀初頭ころ: 「血みどろ男爵」がヘレナ・レイブンクローを殺害し、自殺する
「血みどろ男爵」はのちにスリザリンのゴースト、ヘレナ・レイブンクローはのちに「灰色のレディ」として知られるレイブンクローのゴーストです。 -
11世紀: クィアディッチ湿原の競技
クィアディッチ湿原で目撃された競技は、現代のクィディッチの原型となるスポーツでした。 -
11世紀: クレオスシアンについての詩が詠まれる
クレオスシアンは箒競技の中でも最も危険だとされる、スコットランド発祥の競技です。11世紀にはこの競技がケルト語の悲劇的な詩に詠まれています。 競う者が集った。12人の勇猛果敢な剛の者、持参の鍋を括りつけ、いまや遅しと飛ぶ […] -
1100年代初頭: スニジェット狩りが始まる
黄金のスニジェットは身を隠すのがうまく、飛ぶのが非常に速い鳥で、当時は北ヨーロッパのどこにでもいる鳥でした。スニジェットは小さく敏捷なので、捕らえると魔法使いの自慢の種になりました。 12世紀の壁掛けには、スニジェット狩 […] -
1105年: スティックストックの絵が描かれる
有名な「暴れ者グンターの優勝」は、古代ドイツの競技スティックストックを描いたものです。 -
1107年: スコットランドの魔法使いガッスリー・ロッホレン、箒に乗って痔がひどくなる
ロッホレンはこの年、モントローズからアーブロースまでの短距離を飛行箒で移動しました。その後、「尻が木のささくれだらけになり、痔がひどくなった」と述べています。 -
12世紀: 魔法使い同士が仕事を交換するようになる
[…]12世紀になって、魔法使い同士で互いに仕事の交換が始まり、箒製造に熟練した魔法使いと、魔法薬を作るのがより上手な隣人が、物々交換するようになった。箒の乗り心地がよくなると、単にA地点からB地点に移動するためだけでな […] -
1163年: パドルミア・ユナイテッドが設立される
パドルミア・ユナイテッドは1163年に設立されたチームで、現在イギリス・アイルランドのプロ・クィディッチ・リーグに所属する13チームのうち、最古のチームです。 -
12世紀: グッドウィン・ニーンが「クウィーデッチ」について手紙に書く
ヨークシャーの魔法使いグッドウィン・ニーンが、ノルウェーに住むいとこのオラフに書いた手紙の中に、「クウィーデッチ」の試合についての記述があります。 ニーンたちはイルクリーから来たチームと試合をしました。彼らの「クウィーデ […] -
1203年: ホリヘッド・ハーピーズが設立される
ホリヘッド・ハーピーズは1203年の創立以来、800年以上もの間、チームの選手に魔女のみを採用してきたことで知られています。 -
1269年: スニジェットが「クアディッチ」の試合で放たれる
当時の魔法使い評議会委員長バーバルス・ブラッグが、「クアディッチ」の試合で、魔法生物の鳥スニジェットを放ちました。これが現在のクィディッチにおける「黄金のスニッチ」に発展します。 ブラッグは選手たちに、試合中にスニジェッ […] -
1291年: ケンメアー・ケストレルズが設立される
ケンメアー・ケストレルズはイギリス・アイルランドのプロ・クィディッチ・リーグに所属する、アイルランドのチームです。 -
1292年: プライド・オブ・ポーツリーが設立される
プライド・オブ・ポーツリーはイギリス・アイルランドのプロ・クィディッチ・リーグに所属するチームです。このチームはスコットランド西岸、ヘブリディーズ諸島にある、スカイ島生まれのチームです。 -
14世紀: 黄金のスニジェット、生息数を急速に減らす
魔法生物の鳥スニジェットは、「スニジェット狩り」ならびにクィディッチの試合で使われた影響で、14世紀半ばころには絶滅の危機に瀕していました。 -
14世紀: バードック・マルドゥーンによる「ヒトたる存在」の定義
魔法使い評議会委員長のバードック・マルドゥーンは、魔法界において2本足で歩行するものには「ヒトたる存在」としての地位を与え、それ以外の生物を「動物」とする法令を出しました。 -
14世紀: スティックストックが廃れる
スティックストックは、12世紀初頭には成立していた古代ドイツの箒スポーツでした。このスポーツは2世紀を経て、14世紀には廃れてしまいました。 -
1312年: ウィムボーン・ワスプスが設立される
イギリス・アイルランドのプロ・クィディッチ・リーグに属するウィムボーン・ワスプスは、1312年に設立されました。 -
1312年: クィディッチの審判、シプリアン・ユーデルが生まれる
シプリアン・ユーデルは、クィディッチの試合中に殺害されたことが判明している唯一の審判です。 -
14世紀半ばごろ: エルフリダ・クラッグ、「ヒトたる存在」を再定義する
当時の魔法使い評議会委員長、エルフリダ・クラッグは他の魔法生物と緊密な関係を築くため、「ヒトたる存在」をヒトの言葉を話すものであると再定義しました。評議会のメンバーと意思を通じることができる生物は会議に招待されましたが、 […] -
14世紀半ばごろ: スニジェットの保護区が創設される
この頃の魔法使い評議会委員長、エルフリダ・クラッグはスニジェットを殺したり、クィディッチの試合に用いることを禁止しました。 さらに、モデスティー・ラブノット・スニジェット保護区がサマセットに創設されました。 -
14世紀半ばごろ: 黄金のスニッチが発明される
ゴドリックの谷の魔法使い、ボーマン・ライトは「黄金のスニッチ」を発明しました。 生息数を減らした魔法動物「黄金のスニジェット」をクィディッチの試合で用いることが禁止されたため、イギリス中の魔法使いがスニジェットに代わる鳥 […] -
1357年: シプリアン・ユーデル、クィディッチの試合中に殺害される
1357年、ノーフォーク州のクィディッチの審判、シプリアン・ユーデルは、地方の魔法使い同士の友好的な試合中に殺害されました。 犯人は捕まらなかったものの、観客の1人だったと考えられています。 -
1362年: 町から50マイル以内でのクィディッチが禁止される
1362年、魔法使い評議会は町から50マイル(80キロ)以内でクィディッチをプレーすることを禁止しました。 クィディッチは、箒に乗った姿をマグルに目撃されないようにプレーする必要がありました。 -
1368年: 町から100マイル以内でのクィディッチが禁止される
1368年、魔法使い評議会は6年前の禁止令を改正し、町から100マイル(160キロ)以内でクィディッチをプレーすることを禁止しました。 このころ、クィディッチの人気が急速に高まっていました。 -
1385年: アイルランド人のクィディッチ選手についての最古の記録
アイルランドでは14世紀にクィディッチが定着していたと考えられています。14世紀の魔法使い、ザカリアス・マンプスがアイルランド人のクィディッチ選手についての記録を残しています。 魔法戦士のチームが、ランカシャーでの試合に […] -
1398年: ザカリアス・マンプスがクィディッチの詳細な解説を記す
1398年、魔法使いのザカリアス・マンプスがクィディッチというスポーツについて、初めて詳細な解説を記しました。 「箒に乗って離陸した姿をマグルに見られないよう、マグル居住地から遠く離れた荒れ地を選ぶ。常設競技場を作る 場 […]