テディ・ルーピン

ルーモス!

この記事には、現在日本語で読めないポッターモアの情報が含まれています。2014年のクィディッチ・ワールドカップ決勝の実況記事は、日本語版が最後まで公開されませんでした。

テディ・ルーピン (Teddy Lupin) は、リーマス・ルーピンニンファドーラ・トンクスの一人息子です。ホグワーツの戦いの直前に生まれ、その戦いで両親を同じ日に失いました[1][2]。母方の祖母アンドロメダ・トンクスに育てられ、名付け親のハリー・ポッターとその家族に囲まれて育ちます[3][4]

人物情報

名前: テディ・ルーピン(Teddy Lupin)
本名: エドワード・リーマス・ルーピン(Edward Remus Lupin)[5]
生まれ: 1998年4月ごろ(作中の記述からの逆算による推定。日付は語られていない)[6][1:1]
性別: 男性
血統: 混血(マグルの親族が多く、狼人間の血も引く)[7]
種: 人間・魔法族
家族: リーマス・ルーピン(父)/ニンファドーラ・トンクス(母)/アンドロメダ・トンクス(母方祖母・養育者)/テッド・トンクス(母方祖父)
名付け親: ハリー・ポッター[1:2]

魔法特性

能力: 七変化。母親ゆずりの、思いのまま外見を変える力[5:1][3:1]
狼人間: 該当しない。生まれたときに兆候はなく、ローリングも明言している[5:2][3:2]

所属

来歴

誕生

テディが生まれたのは、ハリー、ロン、ハーマイオニーが貝殻の家に身を寄せていた時期です。三人がマルフォイの館から脱出したのはドラコのイースターの休暇中で[6:1]、貝殻の家での日々が「何週間にも及んだ」ころ[1:3]、父リーマス・ルーピンが知らせに駆け込んできました[1:4]

原作に日付は書かれていません。ただしイースターの休暇から数週間後で、ホグワーツの戦いの少し前にあたることから、1998年4月ごろと逆算されます。

「男の子だ! ドーラの父親の名前を取って、テッドと名付けたんだ!」[1:5]

名の由来となったテッド・トンクスは、その少し前に亡くなったばかりの母方の祖父です[5:3]。リーマスはその場でハリーに名付け親になってほしいと頼み、ハリーは驚きながらもこれを引き受けました[1:6]

「君が名付け親になってくれるか?」ハリーを離して、ルーピンが聞いた。[1:7]

そして一同はゴブレットを掲げます。原作7冊を通じて、テディのフルネームが出てくるのはこの一箇所だけです[1:8]

『ハリー・ポッターと死の秘宝』第25章「貝殻の家」

「テディ・リーマス・ルーピンに」ルーピンが音頭を取った。「未来の偉大な魔法使いに!」

このときリーマスが語った赤ん坊の様子は、テディが母の七変化を受け継いだことをうかがわせる最初の描写でもありました[1:9]

『ハリー・ポッターと死の秘宝』第25章「貝殻の家」

「私はドーラに似ていると思うんだが、ドーラは私に似ていると言うんだ。髪の毛が少ない。生まれたときは黒かったのに、一時間くらいで間違いなく赤くなった。私が戻るころには、ブロンドになっているかもしれない。アンドロメダは、トンクスの髪も、生まれた日に色が変わりはじめたと言うんだ」

貝殻の家からの帰り道、ハリーは自分が名付け親になったことを思い返し、シリウス・ブラックと同じくらい向こう見ずな名付け親になりそうだ、という皮肉な考えを浮かべています[1:10]

ホグワーツの戦い

戦いの直前、ホグワーツの大広間では、久しぶりに家族の前に現れたパーシー・ウィーズリーをめぐって空気が凍りつきます。それを和らげようとフラーがリーマスに話しかけたことで、テディの話題が出ました[9]

「それで――ちーさなテディはお元気でーすか?」[9:1]

リーマスは上着の内側から写真を取り出して見せます。明るいトルコ石色の前髪をした赤ん坊が、握り拳をカメラに向けて振っていました[9:2]

両親は戦いのあいだ、テディをアンドロメダのもとに預けていました。ところが母トンクスは、夫の安否がわからないことに耐えられず、息子を母に託して戦場のホグワーツへ来てしまいます[10]

『ハリー・ポッターと死の秘宝』第31章「ホグワーツの戦い」

「トンクス、お母さんのところで、テディと一緒のはずじゃなかったの?」

「あの人の様子がわからないのに、耐えられなくて――」トンクスは苦渋をにじませながら言った。「テディは、母が面倒を見てくれるわ――リーマスを見かけた?」

両親はこの戦いで、同じ日に命を落としました。禁じられた森へ向かうハリーが蘇りの石で呼び出したとき、リーマスは息子について次のように語っています[2:1]

『ハリー・ポッターと死の秘宝』第34章「再び森へ」

「私も悲しい」ルーピンが言った。「息子を知ることができないのは残念だ……しかし、あの子は、私が死んだ理由を知って、きっとわかってくれるだろう。私は、息子がより幸せに暮らせるような世の中を、作ろうとしたのだとね」

J.K. ローリングによれば、両親が最終決戦に戻った理由のひとつは、マグルの親族が多く狼人間の血も引くこの子が「純血の正反対」であり、ヴォルデモートが勝てば一家が生き延びられないと分かっていたことでした[7:1]

アンドロメダのもとで

両親を失ったテディは、母方の祖母アンドロメダ・トンクスに育てられました[3:3]。同じく祖母に育てられたネビル・ロングボトムと違い、テディには名付け親のハリーがおり、父の不死鳥の騎士団の仲間たちが訪ねて来たり泊まっていったりする環境がありました[3:4]

ホグワーツ時代

テディはハッフルパフ寮に入りました[8:1]。母ニンファドーラ・トンクスと同じ寮です[11]。7年生にあたる2015年9月1日には首席を務めており、この日に組分けを迎えたジェームズ・シリウス・ポッターがグリフィンドールに入ったことを残念がっています[8:2]

寮と首席については、これ以外に語られたことがありません。在学中の出来事も、次のクィディッチ・ワールドカップの一件を除いて描かれていません。

クィディッチ・ワールドカップ(2014年)

2014年のクィディッチ・ワールドカップ決勝の時点で、テディは16歳でした。『日刊予言者新聞』のゴシップ記事は、貴賓席のキャンプ場に着いてからの振る舞いを書き立て、テディを「鮮やかな青い髪を持つ、ひょろっとした半狼人間」と評しています[12]

もっとも、この記事の書き手はリータ・スキーターです。テディ自身が狼人間でないことはローリングが明言しており[3:5]、「半狼人間」はゴシップ記者の筆致にすぎません。

決勝の実況記事でも、テディはビクトワール・ウィーズリーと終始並んで観戦している様子が繰り返し伝えられました。ビル・ウィーズリーが二人のあいだに席を割って入っても、いつのまにかまた隣同士に戻っていたといいます。実況はビクトワールをテディの「恋人」と呼んでいます[13]

十九年後(2017年)

1998年から19年後の9月1日、キングズ・クロス駅の9と3/4番線で、テディはビクトワールとキスをしているところをジェームズ・シリウス・ポッターに目撃されます[4:1]

『ハリー・ポッターと死の秘宝』終章「十九年後」

「あのテディだよ! テディ・ルーピン! あのビクトワールにキスしてたんだよ! 僕たちの従姉の! だから僕、テディに何してるのって聞いたんだ――」

これを聞いた妹のリリーとハリーのやりとりから、テディがポッター家にどれだけ入り浸っていたかがわかります[4:2]

『ハリー・ポッターと死の秘宝』終章「十九年後」

「ああ、あの二人が結婚したら素敵なのに」リリーがうっとりと囁いた。「そしたらテディは、本当に私たちの家族になるわ!」

「テディは、いまだって週に四回ぐらいは、僕たちのところに夕食を食べにくる」ハリーが言った。「いっそ、僕たちと一緒に住むように勧めたらどうかな?」

外見と能力

テディは母ニンファドーラ・トンクスから、思いのまま外見を変える七変化の能力を受け継ぎました[5:4]。原作の地の文にその語は出てきませんが、2007年のライブチャットで読者から「テディ・ルーピンは狼人間なのか」と問われたローリングは、はっきり答えています。この出典に公式の日本語訳はありません[3:6]

J.K. ローリングのライブチャット(2007年7月30日)

No, he's a Metamorphmagus like his mother.

(いいえ、母親と同じ七変化です)

原作に繰り返し記されているのは、髪の色が変わる描写です。生まれたときは黒、1時間ほどで赤に変わり、父はそのうちブロンドになるかもしれないと語りました[1:11]。ホグワーツの戦いの直前に父が持ち歩いていた写真では、明るいトルコ石色になっています[9:3]。16歳のときには鮮やかな青い髪でした[12:1]

父リーマスは狼人間でしたが、テディ自身は狼人間ではありません[3:7]。生まれたときに兆候がなかったことは、両親にとって安堵であり喜びでもありました[5:5]

名前

本名はエドワード・リーマス・ルーピン。「エドワード」は、その少し前に亡くなった母方の祖父テッド・トンクスにちなんだものです[5:6]。「リーマス」は父の名を継いでいます。

ただし原作7冊に「エドワード」という表記は一度も現れません。父リーマスが乾杯で呼んだのは「テディ・リーマス・ルーピン」であり[1:12]、本名がエドワードであることはポッターモアのリーマス・ルーピンの記事で明かされました[5:7]

登場・言及箇所

脚注


  1. 『ハリー・ポッターと死の秘宝』第25章「貝殻の家」 ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎

  2. 『ハリー・ポッターと死の秘宝』第34章「再び森へ」 ↩︎ ↩︎

  3. J.K. ローリングのライブチャット(2007年7月30日) ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎

  4. 『ハリー・ポッターと死の秘宝』終章「十九年後」 ↩︎ ↩︎ ↩︎

  5. Pottermore Presents『エッセイ集ホグワーツ勇気と苦難と危険な道楽』「リーマス・ルーピン」 ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎

  6. 『ハリー・ポッターと死の秘宝』第23章「マルフォイの館」 ↩︎ ↩︎

  7. ポッターモア J.K.ローリングからの新着コンテンツ「リーマス・ルーピン」 ↩︎ ↩︎

  8. J.K. ローリング Twitter 投稿(2015年9月1日) ↩︎ ↩︎ ↩︎

  9. 『ハリー・ポッターと死の秘宝』第30章「セブルス・スネイプ去る」 ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎

  10. 『ハリー・ポッターと死の秘宝』第31章「ホグワーツの戦い」 ↩︎

  11. J.K. ローリング旧公式サイト「F.A.Q. – What houses were Tonks and Myrtle in?」 ↩︎

  12. ポッターモア 「クィディッチ・ワールドカップ決勝戦にダンブルドア軍団再集結」(2014年7月8日、ゴシップ担当記者リータ・スキーター) ↩︎ ↩︎

  13. ポッターモア 「クィディッチ・ワールドカップ決勝実況」(日本語版は最後まで公開されなかった) ↩︎