ボアハウンド犬

ボアハウンド犬 (boarhound) は、大型の犬種です。原作でこの名が出てくるのは、ルビウス・ハグリッドの飼い犬ファングを指す場面に限られ、全7巻を通じて繰り返し「巨大な黒いボアハウンド犬」と形容されます。

基本情報

名前: ボアハウンド犬 (boarhound)
特徴: 巨大な体格。黒い毛[1][2]
作中の個体: ファング(ルビウス・ハグリッドの飼い犬)

メモ 表記のゆれ

原作日本語版で最初にこの犬種が出てくる『賢者の石』第8章では「ボアーハウンド犬」と長音を入れて表記されており、それ以降の巻ではいずれも「ボアハウンド犬」です。この記事の見出しには hp-glossary の訳語である「ボアハウンド犬」を採り、引用は原作の表記のままにしています。

姿

ハリー・ポッターがハグリッドの小屋を初めて訪ねた場面で、この犬種が登場します[1:1]

『ハリー・ポッターと賢者の石』第8章「魔法薬の先生」

ハグリッドは巨大な黒いボアーハウンド犬の首輪を押さえるのに苦労しながら、ハリーたちを招き入れた。

三年後にも、ほぼ同じ言葉で描かれています[2:1]

『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』第13章「マッド‐アイ・ムーディ」

ハグリッドは、片手を巨大なボアハウンド犬のファングの首輪にかけ、小屋の前に立っていた。

『謎のプリンス』では、色には触れずに大きさだけが強調されます[3]

『ハリー・ポッターと謎のプリンス』第11章「ハーマイオニーの配慮」

すぐ後ろに従っていた飼い犬の、超大型ボアハウンド犬のファングが、吠え声を轟かせて飛び出した。

ファング

原作でボアハウンド犬として名前が挙がるのは、ハグリッドの飼い犬ファング一頭です。体の大きさに反して臆病で、ハグリッドが声を荒らげると寝床で縮み上がりました[4]

『ハリー・ポッターと秘密の部屋』第14章「コーネリウス・ファッジ」

ハグリッドの怒声で、ボアハウンド犬のファングは寝床のバスケットの中ですくみ上がり、クィンクィン鳴いた。

落ち込んだハグリッドのそばにいる姿も、繰り返し描かれます[5]

『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』第11章「炎の雷」

ボアハウンド犬のファングがおずおずとテーブルの下から現れ、ハグリッドの膝に頭を載せた。

魔法生物飼育学の最初の授業では、ハグリッドの足元に控えていました[6]

『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』第6章「鉤爪と茶の葉」

ハグリッドが小屋の外で生徒を待っていた。厚手木綿のオーバーを着込み、足元にボアハウンド犬のファングを従え、早く始めたくてうずうずしている様子で立っていた。

ノーバートを城の塔から送り出す相談にハリーたちが訪れたとき、ファングは尻尾に包帯を巻かれて小屋の外に座っていました。原作は、その怪我の原因を書いていません[7]

『ハリー・ポッターと賢者の石』第14章「ノルウェー・ドラゴンのノーバート」

ハグリッドのところに行くと、大型ボアハウンド犬のファングがしっぽに包帯を巻かれて小屋の外に座り込んでいた。

禁じられた森の蜘蛛の巣から逃げ帰る場面では、ロン・ウィーズリーが抱えて空飛ぶ車に放り込んでいます[8]

ホグワーツの戦いでは、帰還したハグリッドにじゃれつきましたが[9]、城の破壊が始まると逃げ出しました[9:1]

『ハリー・ポッターと死の秘宝』第31章「ホグワーツの戦い」

ハグリッドが叫んだが、図体ばかりがでかいボアハウンド犬は、花瓶の破片が榴散弾のように降ってくる中を、一目散に逃げ出した。

登場・言及箇所

脚注


  1. 『ハリー・ポッターと賢者の石』第8章「魔法薬の先生」 ↩︎ ↩︎

  2. 『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』第13章「マッド‐アイ・ムーディ」 ↩︎ ↩︎

  3. 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』第11章「ハーマイオニーの配慮」 ↩︎

  4. 『ハリー・ポッターと秘密の部屋』第14章「コーネリウス・ファッジ」 ↩︎

  5. 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』第11章「炎の雷」 ↩︎

  6. 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』第6章「鉤爪と茶の葉」 ↩︎

  7. 『ハリー・ポッターと賢者の石』第14章「ノルウェー・ドラゴンのノーバート」 ↩︎

  8. 『ハリー・ポッターと秘密の部屋』第15章「アラゴグ」 ↩︎

  9. 『ハリー・ポッターと死の秘宝』第31章「ホグワーツの戦い」 ↩︎ ↩︎