直前呪文

直前呪文 (Priori Incantatem) は、杖がそれまでにかけた呪文を再現させる魔法です。杖先を突き合わせて呪文 プライオア・インカンタート を唱えると、その杖が直前にかけた呪文の影が現れます。

基本情報

呪文: プライオア・インカンタート(Prior Incantato
分類: 逆呪文効果(原作で正式な分類は明示なし)
光: 金色(双子の杖が戦った場合)
効果: 杖にそれまでにかけた呪文を再現・吐き出させる
語源: ラテン語 prior(先の)+ incantare(呪文を唱える)

効果

ある杖の先にもう一本の杖先を突き合わせて プライオア・インカンタート と唱えると、突き合わせた側の杖が直前にかけた呪文を、ゴーストのような影のかたちで再現させることができます[1]

双子の杖と「逆呪文効果」

芯に同じ素材を用いた「双子」の杖どうしが持ち主に戦うことを強いられると、非常にまれな効果が起こります。ダンブルドアによれば、一方の杖がもう一方の杖に、これまでにかけてきた呪文を新しい順に吐き出させるというものです[2]。ダンブルドアはこの現象を「直前呪文」と呼び、シリウスはこれを「逆呪文効果」と言い換えました[2:1]

ハリーヴォルデモートの杖は、どちらも不死鳥フォークスの尾羽根を芯に持つ双子の杖でした。そのため両者が戦ったとき、この効果が現れたのです[2:2]

使用例

名前の由来

呪文 プライオア・インカンタート(Prior Incantato)は、ラテン語の prior(「先の」「以前の」)と incantare(「呪文を唱える」)に由来します。名詞形の Priori Incantatem が現象そのものの呼び名として使われます。

登場・言及箇所

脚注


  1. 『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』第9章「闇の印」 ↩︎ ↩︎

  2. 『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』第36章「決別」 ↩︎ ↩︎ ↩︎

  3. 『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』第34章「直前呪文」 ↩︎

  4. 『ハリー・ポッターと死の秘宝』第24章「杖作り」 ↩︎