ロウェナ・レイブンクロー

ロウェナ・レイブンクロー (Rowena Ravenclaw) は、ホグワーツ魔法魔術学校を創設した4人のひとりで、レイブンクロー寮の名の由来となった中世の魔女です[1]。当時もっとも優秀な魔女といわれました[2]

人物情報

名前: ロウェナ・レイブンクロー(Rowena Ravenclaw)
性別: 女性
種: 人間・魔法族
時代: 中世(正確な年代は不明)[2:1]

家族

来歴

ホグワーツの創設

1000年以上前、当時もっとも偉大な4人の魔女と魔法使い――ロウェナ・レイブンクロー、ゴドリック・グリフィンドールヘルガ・ハッフルパフサラザール・スリザリン――は、マグルの詮索を逃れられる土地に城を築き、ホグワーツ魔法魔術学校を創設しました。当時は魔法が恐れられ、魔女や魔法使いが激しい迫害を受けていた時代でした[1:1]

組分け帽子の歌によれば、どの生徒を教えるかをめぐって4人の言い分は分かれていました。レイブンクローは「知性に勝るものはなし」として学ぶ者を選ぼうと言い、自分の寮ではもっとも鋭い頭脳の持ち主を教えたといいます[4]。組分け帽子は新入生を迎える歌のなかでも、レイブンクローを「古き賢き」寮と呼び、意欲のある者は機知と学びの友を得られると歌っています[5]

髪飾りと娘の裏切り

ロウェナ・レイブンクローは髪飾りを持っていました。被った者に知恵を授けるとされる品です[3:1]

娘のヘレナは、母よりも賢く、母よりも重要な人物になりたいと望み、この髪飾りを盗んで逃げました。母は髪飾りを失ったことを決して認めず、まだ自分が持っているふりを続けます。髪飾りがなくなったことも娘の裏切りも、ホグワーツの他の創設者たちにさえ秘密にしたといいます[3:2]

やがてロウェナ・レイブンクローは重い病にかかります。娘の裏切りにもかかわらず、どうしてももう一度だけ娘に会いたいと願い、かつてヘレナに求婚して断られた男に娘を探させました。その男なら見つけ出すまで決してあきらめないと知っていたからです。しかし男はアルバニアの森でヘレナを見つけると、一緒に帰ることを拒まれて激昂し、彼女を刺し殺してしまいます。ホグワーツで「血みどろ男爵」と呼ばれるようになるゴーストです[3:3]

J.K. ローリング旧公式サイトによれば、伝説では原因のわからない失意が彼女の早すぎる死の一因だったとされています[2:2]

後世

レイブンクローの塔には、髪飾りをつけたロウェナ・レイブンクローの大理石の胸像が置かれています。髪飾りには「計り知れぬ英知こそ、われらが最大の宝なり」という言葉が刻まれています[6]。同じくロウェナ・レイブンクローをかたどった胸像はゼノフィリウス・ラブグッドの家にもあり、こちらは彼自身の発明品を取り付けたものでした[7]

盗まれた髪飾りはアルバニアの森の木の虚に隠されたままでしたが、ヘレナから在り処を聞き出したトム・リドルがこれを回収し、分霊箱に変えたうえでホグワーツ城に隠しました。髪飾りは1998年のホグワーツの戦いのさなか、制御を失った悪霊の火によって破壊されました[3:4]

ロウェナ・レイブンクローは、ホグワーツの創設者として蛙チョコレートのカードにもなっています。カードでは、レイブンクロー寮の創設者であり、美しく賢い、当時もっとも優秀な魔女として紹介されています[8]

登場・言及箇所

脚注


  1. 『ハリー・ポッターと秘密の部屋』第9章「壁に書かれた文字」 ↩︎ ↩︎

  2. J.K. ローリング旧公式サイト「今月の魔法使い」(2007年8月) ↩︎ ↩︎ ↩︎

  3. 『ハリー・ポッターと死の秘宝』第31章「ホグワーツの戦い」 ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎

  4. 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』第11章「組分け帽子の新しい歌」 ↩︎

  5. 『ハリー・ポッターと賢者の石』第7章「組分け帽子」 ↩︎

  6. 『ハリー・ポッターと死の秘宝』第29章「失われた髪飾り」 ↩︎

  7. 『ハリー・ポッターと死の秘宝』第20章「ゼノフィリウス・ラブグッド」 ↩︎

  8. ポッターモア 「ロウェナ・レイブンクローのカード」 ↩︎