目くらまし呪文
目くらまし呪文 (Disillusionment Charm) は、対象の色や質感を周囲の背景に同化させ、姿を見えにくくする呪文です。
基本情報
呪文: 明示なし(対象の頭を杖で軽く叩いてかける)
分類: 呪文
効果: 対象の色・質感を背景に同化させ、視認を妨げる
注意: 効果は薄れやすく、かけ直しが必要
初出: 『不死鳥の騎士団』第3章
効果
目くらまし呪文をかけられた対象は、透明になるのではなく、背後にあるものと同じ色・質感を帯びます。マッド・アイ・ムーディがこの呪文をかけたとき、ハリーの体は背後の調理台とそっくり同じ見た目になり、ハリーは自分が「人間カメレオン」になったようだと感じました[1]。
呪文をかける際、対象は杖で頭を軽く叩かれ、そこから冷たい感触が体を伝い流れるのを覚えます[1:1]。効果が切れるときは、同じように頭を叩かれ、今度は熱い感触が背中を伝います[2]。
効果は薄れやすいのが特徴です。そのためヒッポグリフなどの魔法生物を飼う者は、マグルの目をあざむくため、法律によって毎日この呪文をかけ直すことが義務づけられています[3]。
透明マントとの違い
目くらまし呪文をかけた旅行マントは、本物の透明マントとは異なります。前者は時間がたつと効果が薄れますが、死の秘宝の一つである本物の透明マントは永久に効果を失いません[4]。
ダンブルドアは、透明マントを使わずとも自分の姿を完全に消せるほど強力な目くらまし呪文の使い手として知られていました[4:1][5]。ヴォルデモートもまた、自分自身の目からも姿を隠すほど強力なこの呪文を自らにかけたことがあります[6]。
使用例
- 「不死鳥の騎士団」出発前、ムーディは透明マントの代わりにハリーへ目くらまし呪文をかけ、飛行中の姿を隠しました[1:2][2:1]。
- プリベット・ドライブでの「七人のポッター」作戦では、騎士団のメンバーたちが目くらまし呪文を解いて次々と姿を現しました[7]。
- 逃亡中の野営では、ハーマイオニーが保護のための呪文の一つとして、野営地に目くらまし呪文を張りました[8]。
登場・言及箇所
- 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』
- 第3章「先発護衛隊」
- 第4章「グリモールド・プレイス 十二番地」
- 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』第3章「遺志と意思」
- 『ハリー・ポッターと死の秘宝』
- 第4章「七人のポッター」
- 第15章「小鬼の復讐」
- 第22章「死の秘宝」
- 第24章「杖作り」
- 『幻の動物とその生息地』
- 『吟遊詩人ビードルの物語』(三人兄弟の物語への注釈)