キメラ

キメラ (Chimaera) は、ライオンの頭、山羊の胴体、ドラゴンの尾を持つ、ギリシャに棲む希少な怪物です[1]。凶暴で血に飢えており、魔法省の危険度分類では最高位のXXXXXに置かれています[1:1]

基本情報

名前: キメラ (Chimaera)
分類: 魔法生物
魔法省分類: XXXXX[1:2]
起源: ギリシャ[1:3]
姿: ライオンの頭、山羊の胴体、ドラゴンの尾[1:4]
卵: 取引禁止品目Aクラス[1:5]

姿と危険度

『幻の動物とその生息地』は、キメラを次のように紹介しています[1:6]

『幻の動物とその生息地』

キメラはライオンの頭、山羊の胴体、ドラゴンの尾を持つ希少なギリシャの怪物である。凶暴で血に飢えているので非常に危険。

魔法生物規制管理部の5段階の危険度分類のうち、キメラが置かれているXXXXXは、魔法使い殺しとして知られ、訓練することも飼いならすこともできない生物の等級です[1:7]

退治の記録

キメラ退治に成功した例は、1例しか知られていません。その魔法使いは戦いで疲労困憊しており、直後に天馬から落ちて命を落としました[1:8]

ギリシャでの遭遇

『クィディッチ今昔』は、ウェールズのクィディッチ・チーム、ケアフィリー・カタパルツを紹介する項で、もっとも有名な選手だったダイ・ルウェリンの死に触れています[2]

『クィディッチ今昔』第7章

最も有名な選手だった「危険な野郎」ダイ・ルウェリンが、ギリシャのミコノスでの休暇中に、キメラに食われて悲劇的な死を遂げた時は、ウェールズ中の魔女・魔法使いが1日喪に服した。

キメラから逃れた例も伝わっています。エルファイアス・ドージは、アルバス・ダンブルドアの死後まもなく「日刊予言者新聞」に載った追悼記事のなかで、ホグワーツ卒業後に一人で出た一年間の世界旅行を振り返り、こう書いています[3]

『ハリー・ポッターと死の秘宝』第2章「追悼」

私はアルバスに手紙を書き、いま考えれば無神経にも、ギリシャで危うくキメラから逃れたことからエジプトでの錬金術師の実験に至るまで、旅先の驚くべき出来事を書き送った。

卵の取引規制

キメラの卵は、取引禁止品目Aクラスに指定されています[1:9]

1996年、ハーマイオニーハグリッドの授業計画を手伝おうと小屋を訪ねましたが、ハグリッドは考えを譲りませんでした。ハーマイオニーはその様子をハリーロンにこう報告しています[4]

『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』第21章「蛇の目」

「驚かせてやりたいって言うのよ。アンブリッジのことを説明しようとしたんだけど、どうしても納得できないみたい。キメラよりナールのほうを勉強したいなんて、まともなやつが考えるわけがないって言うばっかり――あら、まさかほんとにキメラを飼ってるとは思わないけど」

ハーマイオニーによれば、ハグリッドが飼おうと努力しなかったわけではなく、卵を入手するのがとても難しいと話していたそうです[4:1]

悪霊の火が取った姿

1998年のホグワーツの戦いのさなか、必要の部屋でクラッブが放った悪霊の火は、たちまち巨大な炎の獣の群れへと姿を変え、逃げるハリーたちを追いました。大蛇やドラゴンと並んで、その群れにはキメラの姿もありました[5]

『ハリー・ポッターと死の秘宝』第31章「ホグワーツの戦い」

しかも、炎はいまや突然姿を変え、巨大な炎の怪獣の群れになっていた。大蛇、キメラ、ドラゴンが、めらめらと立ち上がり、伏せ、また立ち上がった。

箒で逃れる途中、巨大な炎のキメラが襲いかかった瞬間に、ロンとハーマイオニーはゴイルを箒へ引っ張り上げています[5:1]

登場・言及箇所

脚注


  1. 『幻の動物とその生息地』キメラの項 ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎

  2. 『クィディッチ今昔』第7章 ↩︎

  3. 『ハリー・ポッターと死の秘宝』第2章「追悼」 ↩︎

  4. 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』第21章「蛇の目」 ↩︎ ↩︎

  5. 『ハリー・ポッターと死の秘宝』第31章「ホグワーツの戦い」 ↩︎ ↩︎