輝きの手
輝きの手 (Hand of Glory) は、蝋燭を挿すと、それを持っている者にだけ見える明かりを灯す萎びた手です。夜の闇横丁のボージン・アンド・バークスに並んでいた品で、のちにドラコ・マルフォイがホグワーツに持ち込みました。
名称: 輝きの手 (Hand of Glory)
外見: 萎びた手
効果: 蝋燭を挿すと、手を持っている者だけに見える明かりが点る
売られていた店: ボージン・アンド・バークス(夜の闇横丁)
ボージン・アンド・バークスでの陳列
夜の闇横丁のボージン・アンド・バークスは、闇の魔術に関わる品を手広く扱う店です。輝きの手はその店内でクッションの上に置かれており、ドラコ・マルフォイは父のルシウス・マルフォイに、あれを買ってほしいと頼みました。店主のボージンはすかさず品を勧めます[1]。
「蝋燭を差し込んでいただきますと、手を持っている者だけにしか見えない灯りが点ります。泥棒、強盗には最高の味方でございまして。お坊ちゃまは、お目が高くていらっしゃる!」
ルシウスの返答は冷ややかなものでした[1:1]。
「ボージン、私の息子は泥棒、強盗よりはましなものになってほしいが」
この場面で品が買われたかどうかは書かれておらず、のちにドラコが持っている輝きの手がこのとき手に入れたものかは明らかにされていません。
ドラコ・マルフォイの所持
数年後の夏休みの終わり、ハリーは夜の闇横丁でのドラコの行動の意味を考え続けていました。ロンは箒の手入れをしながら、上の空でこう口にします[2]。
「『輝きの手』を壊しちまったかもしれないし」
そしてロンは、ドラコが持っていた萎びた手のことを思い出しました[2:1]。
その年、ホグワーツに死喰い人が侵入した夜、ロンとジニー、ネビルは必要の部屋を見張っていました。部屋から出てきたドラコが手にしていたものを、ジニーはこう語っています[3]。
「一人で、あの気持の悪い『萎びた手』を持って――」
それが輝きの手であることは、ロンが言い添えました[3:1]。ドラコが空中に投げたもので廊下は暗闇に包まれ、ジニーたちはどんな呪文を使っても闇を破れませんでした。ジニーは、ドラコだけが手の明かりで見通せたために死喰い人たちを誘導できたのだろうと語っています[3:2]。
登場・言及箇所
- 『ハリー・ポッターと秘密の部屋』第4章「フローリッシュ・アンド・ブロッツ書店」
- 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』
- 第7章「ナメクジ・クラブ」
- 第29章「不死鳥の嘆き」