エルフリダ・クラッグ
エルフリダ・クラッグ (Elfrida Clagg) は、魔法使い評議会の委員長を務めた魔女です[1]。黄金のスニジェットを保護種に指定し、クィディッチでの使用を禁じました[2]。
名前: エルフリダ・クラッグ(Elfrida Clagg)
生まれ: 1612年
死亡: 1687年
性別: 女性
種: 人間・魔法族
黄金のスニジェットの保護
かつてのクィディッチでは、黄金のスニジェットという小鳥が試合に使われ、その捕獲がシーカーの役目でした。しかし乱獲によって個体数が激減したため、評議会を率いていたエルフリダ・クラッグは同種を保護種に指定し、殺すことも、クィディッチの試合で使うことも禁じました[2:1]。この決定を受けて、ボーマン・ライトがスニジェットの代わりとなる金のスニッチを作り出しました[2:2]。
「ヒトたる存在」の定義
エルフリダ・クラッグは、バードック・マルドゥーンの後任として魔法使い評議会を率いました。他の魔法生物とより緊密な関係を築こうと、「ヒトたる存在」を「人間の言葉を話せる者」と定義し直しています[3]。
しかし、この会議もまた紛糾しました。小鬼に簡単な文章を教え込まれたトロールが前回と同じように会議場を壊しはじめ、マルドゥーン体制では「二本足で歩かず滑走する」として拒まれていたゴーストの大代表団は、「死者の願いより生者の要求に重きを置いた評議会の破廉恥ぶり」に嫌気がさして退席しました[3:1]。
この定義のもとでケンタウルスは「動物」から「ヒトたる存在」へ分類し直されましたが、当のケンタウルスたちは、水から上がるとマーミッシュ語でしか会話できない水中人が除外されたことに抗議して、出席を拒みました[3:2]。
魔法省の肖像画
魔法省の建物内には、エルフリダ・クラッグの肖像画が掛かっています。1995年、アーサー・ウィーズリーが襲われた夜には、フィニアス・ナイジェラス・ブラックが肖像画伝いに移動してこの絵に入り、運び出される一行の様子を見物しました[4]。
名前の表記
原作『不死鳥の騎士団』では姓が Cragg と綴られており、『クィディッチ今昔』『幻の動物とその生息地』などの Clagg と食い違っています。日本語版はいずれも「クラッグ」ですが、名前のカナは『不死鳥の騎士団』が「エルフリーダ」、ほかが「エルフリダ」で揺れています。
登場・言及箇所
- 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』
- 第22章「聖マンゴ魔法疾患傷害病院」
- 『クィディッチ今昔』
- 『幻の動物とその生息地』
- J.K. ローリング旧公式サイト「今月の魔法使い」(2005年6月)
- 蛙チョコレートのカード
- 「エルフリダ・クラッグ」(EA版 3番)
- ポッターモア
- 「Timeline of the Wizarding World」