針刺しの呪い

針刺しの呪い (Stinging Hex) は、相手を刺したように腫れ上がらせる呪いです。原作に登場する二つの場面はいずれも登場人物の推測として語られており、実際にこの呪いが使われたと地の文で確定される箇所はありません。

基本情報

呪文: (本文中に明示なし)
分類: 呪い(hex)
効果: 相手を刺したように腫れ上がらせる(推測される効果)
初出: 『不死鳥の騎士団』第24章

効果と登場

針刺しの呪いは、名前のとおり相手を刺したように腫れさせる呪いだと考えられます。ただし原作では、この呪いが登場する二つの場面がどちらも「推測」の形で語られる点が特徴的です。

第5巻の閉心術の初回レッスンで、スネイプに攻め込まれたハリーは、無意識のうちに杖も使わず魔法を発動させ、スネイプの手首に焦げ跡のような赤いみみず腫れを残しました。スネイプはこれを見て、「『針刺しの呪い』をかけようとしたのか?」とハリーに尋ねています[1]

第7巻では、マルフォイの館に連れてこられたハリーの顔が、変装のためにハーマイオニーの呪文で腫れ上がっていました。それを見たルシウス・マルフォイは、「むしろ『蜂刺しの呪い』のように見えるが」と述べています[2]

訳語について

原文(英語)では、スネイプの台詞(HP5-24)がStinging Hex、ルシウスのこの台詞(HP7-23)がStinging Jinxで、どちらも「刺すような(Stinging)」呪文を指す表現です。日本語版では巻によって訳語が異なっている(針刺し/蜂刺し)だけで、別の呪文というより訳語のゆれと考えられます。

いずれの場面でも、実際にかけられた呪文の正式な名前は本文に明示されておらず、「針刺しの呪い」はスネイプとルシウスそれぞれの見立てにとどまっています[1:1][2:1]

登場・言及箇所

脚注


  1. 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』第24章「閉心術」 ↩︎ ↩︎

  2. 『ハリー・ポッターと死の秘宝』第23章「マルフォイの館」 ↩︎ ↩︎