レデュシオ

レデュシオ (Reducio) は、対象を縮める呪文です。膨らませる肥らせ呪文(エンゴージオ)と対になっており、この二つは組にして習うものとされています[1]

基本情報

呪文: レデュシオ(Reducio)/縮め
分類: 呪文(charm)
効果: 対象を縮める
杖の動き: 下向きの矢印を描く[1:1]
対になる呪文: 肥らせ呪文(膨らませる)[1:2]

効果

杖を向けて唱えると、対象が縮みます。原作で成功した場面では、肥らせ呪文でタランチュラより大きく膨らんでいたクモが、一度の詠唱で元の大きさに戻りました[2]

J.K. ローリングがテキストを執筆したPS3ゲーム「ブックオブスペルズ」は、この呪文と肥らせ呪文を第2章で組にして扱っています。この項目の日本語版のテキストは確認できていないため、以下は原文を示したうえで訳を添えています[1:3]

PS3ゲーム「ブックオブスペルズ」第2章「Engorgement & Shrinking Charms」

The incantation to make things grow is 'Engorgio'. To magically shrink things speak the incantation 'Reducio'.

(ものを大きくするときの呪文は「エンゴージオ」である。魔法で縮めるときには「レデュシオ」と唱える)

同書によれば、縮めるときの杖の動きは下向きの矢印を描くもので、膨らませるときは上向きになります[1:4]。二つを組にして習うのは、勢い余ってかけてしまっても必ず元に戻せるようにするためだと説明されています[1:5]

使用例

「許されざる呪文」の授業

ハリーたちが4年生のとき、闇の魔術に対する防衛術の授業でムーディが許されざる呪文を実演しました。磔の呪文を見せるにあたってクモを肥らせ呪文で大きくしていたムーディは、ハーマイオニー・グレンジャーの制止を受けて杖を離したあと、この呪文を唱えます[2:1]

『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』第14章「許されざる呪文」

「レデュシオ! 縮め!」

『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』第14章「許されざる呪文」

ムーディが唱えると、クモは縮んで、元の大きさになった。ムーディはクモを瓶に戻した。

借り物の杖で

『死の秘宝』の逃亡生活の途中、ハリー・ポッターは前の晩にロン・ウィーズリーからもらった杖を使っていました。凍った巣の上のクモを的に肥らせ呪文を試したあと、クモ嫌いのロンに止められて、ハリーはこの呪文を唱えます[3]

『ハリー・ポッターと死の秘宝』第20章「ゼノフィリウス・ラブグッド」

「ごめん――レデュシオ 縮め」

しかしクモは縮みませんでした[3:1]

『ハリー・ポッターと死の秘宝』第20章「ゼノフィリウス・ラブグッド」

クモは縮まない。ハリーは、あらためてリンボクの杖を見た。その日に試してみた簡単な呪文のどれもが、不死鳥の杖に比べて効きが弱いような気がした。新しい杖は、出しゃばりで違和感があった。自分の腕に、誰かほかの人の手を縫いつけたようだった。

魔法薬の仕上げで

J.K. ローリングがテキストを執筆したゲーム Book of Potions は、縮み薬のレシピの最後の工程として、大鍋の上で杖を横から下へ動かしながらこの呪文を唱えるよう指示しています。このゲームに日本語版は発売されていないため、原文を示したうえで訳を添えます[4]

ゲーム Book of Potions 第2章「Shrinking Solution」

To finish the Shrinking Solution move your wand across and down in a motion over the cauldron and speak the incantation ‘Reducio!’ (see Fig. B)

(縮み薬を仕上げるには、大鍋の上で杖を横から下へ動かし、「レデュシオ!」と唱えること〔図B参照〕)

対象へ直接放つ原作の用法とは異なり、こちらは調合を仕上げる手順のなかで同じ呪文が使われています。

登場・言及箇所

脚注


  1. PS3ゲーム「ブックオブスペルズ」(2012年)第2章「Engorgement & Shrinking Charms」。J.K. ローリング執筆のゲーム内テキスト ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎

  2. 『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』第14章「許されざる呪文」 ↩︎ ↩︎

  3. 『ハリー・ポッターと死の秘宝』第20章「ゼノフィリウス・ラブグッド」 ↩︎ ↩︎

  4. ゲーム Book of Potions(PS3 Wonderbook、2012年)第2章「Shrinking Solution」。J.K. ローリング執筆のゲーム内テキスト ↩︎