望遠鏡
望遠鏡 (telescope) は、ホグワーツ魔法魔術学校の入学時に揃える学用品の一つです[1]。「天文学」の授業と試験で夜空を観察するのに使われます[2][3]。
学用品としての望遠鏡
ホグワーツの入学許可証に同封された学用品リストには、大鍋や秤と並んで望遠鏡が挙げられています[1:4]。
望遠鏡(一)
買い揃える先はダイアゴン横丁です。横丁には望遠鏡を扱う店も並んでいました[1:5]。
マントの店、望遠鏡の店、ハリーが見たこともない不思議な銀の道具を売っている店もある。
ハグリッドがハリー・ポッターのために選んだのは、真鍮製の折畳み式でした[1:6]。
ハグリッドは「リストに錫の鍋と書いてあるだろが」と言って純金の大鍋も買わせてくれなかった。そのかわり、魔法薬の材料を計る秤は上等なのを一揃い買ったし、真鍮製の折畳み式望遠鏡も買った。
ハリーの荷物には、その後の学年でも望遠鏡が入っています。ニンファドーラ・トンクスが魔法でハリーの荷造りをしたときには、本や服とともに望遠鏡がトランクへ飛び込みました[4]。プリベット通りの寝室で荷造りをしていたハリーが、真鍮の望遠鏡を手にしたままダンブルドアの来訪を知らされる場面もあります[5]。
「天文学」の授業
1年生は毎週水曜の真夜中に、望遠鏡で夜空を観察する授業を受けます[2:2]。
水曜日の真夜中には、望遠鏡で夜空を観察し、星の名前や惑星の動きを勉強しなくてはならなかった。
「天文学」のO・W・L試験
「天文学」のO・W・L実技試験は、夜の天文台の上で行われます。生徒は各自で望遠鏡を据え、配られた星座図に観測結果を書き入れていきます[3:2]。
「天文学」の塔のてっぺんに着いたのは十一時だった。星を見るのには打ってつけの、雲のない静かな夜だ。校庭が銀色の月光を浴び、夜気が少し肌寒かった。生徒はそれぞれに望遠鏡を設置し、マーチバンクス教授の合図で、配布されていた星座図に書き入れはじめた。
試験の最中、ハリーは眼下の校庭を歩く人影に気づき、アンブリッジたちがハグリッドの小屋へ向かうのを目で追っています[3:3]。校庭で騒ぎが起きたとき、慌てて下を見ようとした生徒たちは望遠鏡の端で顔を突いてしまいました[3:4]。
校庭にバーンと大音響がした。慌てて下を見ようとした何人かが、望遠鏡の端で顔を突いてしまい、「アイタッ!」と叫んだ。
学校中の望遠鏡へのいたずら
ハリーがアンブリッジの部屋へ入り込むためにロンを差し向け、ポルターガイストのピーブズが「変身術」の教室を壊していると伝えさせたとき、アンブリッジはその嘘を見抜いていました。ピーブズが実際にしていたのは学校中の望遠鏡のレンズにインクを塗ることで、アンブリッジはそれをフィルチから聞いたばかりだったのです[6]。
わたくしはね、そいつが学校の望遠鏡のレンズにインクを塗りたくるのに忙しいということを百も承知だったのよ――フィルチさんがそう教えてくれたばかりだったのでね
魔法省の扉に付けられた望遠鏡
魔法省に潜入したハリーは、アンブリッジの執務室の扉に、盗まれたマッド‐アイ・ムーディの魔法の目玉がはめ込まれているのを見つけます。その裏には望遠鏡の筒のようなものが取りつけられており、アンブリッジは扉の外で働く者たちを見張ることができました[7]。
マッド‐アイの目玉の裏には、望遠鏡の筒のようなものが取りつけられていて、アンブリッジが外の作業員を監視できるようになっていた。ハリーが覗いてみると、作業員たちは、まだ「おとり爆弾」の周りに集まっていた。ハリーは筒を引っこ抜いて扉に穴があいたままにし、魔法の目玉を筒から外してポケットに入れた。
言い回しとしての用例
ドビーの亡骸を前にしたハリーが、傷痕を通してヴォルデモートの姿を遠くに感じ取る場面は、望遠鏡にたとえて書かれています[8]。
どこかハリーの心の一部で、長い望遠鏡を逆に覗いたようにヴォルデモートの姿が遠くに見えた。
登場・言及箇所
- 『ハリー・ポッターと賢者の石』
- 第5章「ダイアゴン横丁」
- 第8章「魔法薬の先生」
- 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』
- 第3章「先発護衛隊」
- 第31章「ふ・く・ろ・う」
- 第32章「炎の中から」
- 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』
- 第3章「遺志と意思」
- 『ハリー・ポッターと死の秘宝』
- 第13章「マグル生まれ登録委員会」
- 第24章「杖作り」