ラジオ
ラジオ (radio) は、魔法界が自分たちの放送を聴くために、マグルのラジオを合法的に改造したものです[1]。魔法使い向けの番組が流れ、隠れ穴の台所から逃亡中のテントの中まで、さまざまな場所で使われています。
概要
魔法省は、マグルの機器で魔法界の内容を放送することを認めませんでした。しかしラジオだけは例外で、その扱いが一貫していないと感じる者もいました[1:3]。
しかし、この判断は前例との一貫性を欠き、公正ではないと感じる人たちもいました。魔法界では多くのラジオが合法的に改造され、魔法使い向けのレギュラー番組の放送という魔法使い独自の利用法で活用されていたからです。
聴くときは、マグルのラジオと同じようにダイヤルを回して周波数を合わせます[5]。ただし、放送する側が身を隠している番組では、合言葉を当てなければ受信できません[2:1]。
作中での使用
隠れ穴
ハリー・ポッターが初めて隠れ穴の台所に足を踏み入れたとき、流しの脇には古ぼけたラジオが置かれていました[4:1]。
流しの脇に置かれた古ぼけたラジオから、放送が聞こえてきた。ハリーの耳が確かなら、こう言っている。「次は『魔女の時間』です。人気歌手の魔女セレスティナ・ワーベックをお迎えしてお送りします」
数年後のクリスマスイブには、居間の大きな木製のラジオでセレスティナ・ワーベックの生放送を家族で聴いています。モリー・ウィーズリーは、歌が聞こえにくくなるたびに杖を音量つまみへ向けました[6]。
大きな木製のラジオから、クリスマス番組で歌う、ウィーズリーおばさんご贔屓の歌手、セレスティナ・ワーベックのわななくような歌声が流れていた。全員がそれを聞いているはずだったが、フラーはセレスティナの歌が退屈だと思ったらしく、隅のほうで大声で話していた。ウィーズリーおばさんは、苦々しい顔で何度も杖をボリュームのつまみに向け、セレスティナの歌声はそのたびに大きくなった。
逃亡の旅
ロン・ウィーズリーは、ハリーとハーマイオニーのもとを離れていたあいだも、行方についての噂を『日刊予言者新聞』とラジオで追っていました[7]。クリスマスの早朝にラジオを聴いていたとき、灯消しライターからハーマイオニーの声が聞こえたと語っています[7:1]。
三人が合流したあと、ロンはリュックサックから小さな木製のラジオを取り出し、周波数を合わせようとしました[2:2]。
ロンはおどおどしながら、何度もちらちらとハーマイオニーのベッドを見上げていたが、やがてリュックサックから小さな木製のラジオを取り出し、周波数を合わせはじめた。
ロンが探していたのはポッターウオッチという番組で、受信には合言葉が要りました[2:3]。彼は何日もかけて、ラジオのてっぺんを杖で叩きながら言葉を試し続けます[5:1]。
ロンは毎晩のように、さまざまなリズムでラジオのてっぺんを叩いて、ダイヤルを回していた。ときどき、龍痘の治療のヒントなどがちらりと聞こえたし、一度は「♪大鍋は灼熱の恋に溢れ」が数小節流れてきた。トントンと軽く叩きながら、ロンはブツブツとでまかせの言葉を羅列し、正しいパスワードを当てようと努力し続けていた。
合言葉が「アルバス」だと分かって周波数が合うと、小さなスピーカーからリー・ジョーダンの声が流れ出しました[5:2]。放送が終わると、ラジオは自ら周波数を手放します[5:3]。
ラジオのダイヤルがくるくる回り、周波数を合わせるパネルの明かりが消えた。
必要の部屋
ダンブルドア軍団の本部として拡張された必要の部屋にも、ラジオが置かれていました[3:1]。
本でふくれ上がった本棚、壁に立てかけた箒が数本、そして隅には大きな木のケースに入ったラジオがある。
部屋にこもっていた生徒たちは、このラジオで「ポッターウオッチ」を聴き、ハリーたちの動きを追っていました[3:2]。
登場・言及箇所
- 『ハリー・ポッターと秘密の部屋』
- 第3章「隠れ穴」
- 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』
- 第16章「冷え冷えとしたクリスマス」
- 『ハリー・ポッターと死の秘宝』
- 第19章「銀色の牝鹿」
- 第20章「ゼノフィリウス・ラブグッド」
- 第22章「死の秘宝」
- 第29章「失われた髪飾り」
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