モリフクロウ
モリフクロウ (Tawny owl) は、ふくろうの品種のひとつです。ダイアゴン横丁のふくろう百貨店が扱う五つの品種のなかに数えられ[1]、ホグワーツのふくろう小屋にも止まっています[2]。手紙や新聞を運ぶ配達役として、いくつかの場面に現れます[3][4]。
原作日本語版では、この品種の名が「森ふくろう」と「モリフクロウ」の二通りに書き分けられています。『賢者の石』第5章と『アズカバンの囚人』第1章では「森ふくろう」、『炎のゴブレット』第15章と第29章では「モリフクロウ」です。この記事の見出しにはカタカナの「モリフクロウ」を採り、引用は原作の表記のままにしています。
なお『炎のゴブレット』第28章には、色を冠した「灰色モリフクロウ」「茶モリフクロウ」という呼び名も現れます[5]。
ふくろう百貨店の品揃え
ハリーがダイアゴン横丁を初めて歩いたとき、薄暗い店から低いホーホーという鳴き声が聞こえてきました。店先の看板には、扱う品種が並べて書かれています[1:2]。
イーロップのふくろう百貨店―森ふくろう、このはずく、めんふくろう、茶ふくろう、白ふくろう
ホグワーツのふくろう小屋
ホグワーツのふくろう小屋には、あらゆる種類のふくろうが何百羽も止まっています。ハリーが自分のふくろうを探しにきたとき、白ふくろうのヘドウィグは二羽のふくろうに挟まれていました[2:2]。
ヘドウィグがメンフクロウとモリフクロウの間にいるのを見つけ、ハリーは、糞だらけの床で少し足を滑らせながら、急いでヘドウィグに近寄った。
配達役として
『アズカバンの囚人』の冒頭、ハリーの誕生日の夜に三羽のふくろうが窓から舞い降りました。そのうちの一羽が森ふくろうで、ホグワーツの校章のついた手紙を運んできました[3:2]。
もう一羽は、きりっとした森ふくろうだ。ハリーの知らないふくろうだったが、どこから来たかはすぐわかった。三つ目の包みと一緒に、ホグワーツの校章のついた手紙を運んできたからだ。
郵便物を渡し終えたこのふくろうは、もったいぶって羽毛を逆立て、羽を伸ばして夜空へ飛び去りました[3:3]。
新聞の配達にも現れます。シリウス・ブラックからの返事を運んだふくろうがハリーのそばに舞い降りたのと同じとき、ハーマイオニー・グレンジャーの前には「日刊予言者新聞」をくわえたモリフクロウが降りてきました[4:2]。
ハリーのそばにそのふくろうが舞い降りると同時に、モリフクロウが一羽、嘴に「日刊予言者新聞」をくわえて、ハーマイオニーの前に降りてきた。
登場・言及箇所
- 『ハリー・ポッターと賢者の石』
- 第5章「ダイアゴン横丁」
- 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』
- 第1章「ふくろう便」
- 『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』
- 第15章「ボーバトンとダームストラング」
- 第28章「クラウチ氏の狂気」
- 第29章「夢」