ダンブルドア軍団(Dumbledore's Army)(略称「DA」)は、ハリー・ポッターをリーダーとして結成された、生徒による秘密の自主練習組織です[1]。ドローレス・アンブリッジの理論偏重の授業に反発した生徒たちが、必要の部屋を拠点に実戦的な防衛呪文を学びました[1:1]。
沿革
結成
「必要の部屋」で開かれた秘密の初会合で、参加者は投票により組織の名前を決めました。チョウ・チャンの提案「防衛協会」の略称DAを受け、ジニー・ウィーズリーがその頭文字を「ダンブルドア軍団」を表すことにしようと提案し、可決されました[1:5]。
「うん、DAっていうのはいいわね」ジニーが言った。「でも、ダンブルドア・アーミーの頭文字、DAね。だって、魔法省が一番恐いのはダンブルドア軍団でしょ?」
ハーマイオニーは全員の署名入り羊皮紙を壁にピンで留め、その一番上に大きな字で「ダンブルドア軍団」と書き加えています[1:6]。
主要な活動・出来事
次回集会の通知には、ハーマイオニーがプロティアン・チャームをかけた偽ガリオン金貨が使われました。日時が変わると硬貨が熱くなって知らせる仕組みです[2]。
しかし、マリエッタ・エッジコムの密告によりドローレス・アンブリッジに摘発されます。このときアルバス・ダンブルドアは単独の首謀者だと名乗り出て「ポッター軍団ではない。ダンブルドア軍団じゃ」と繰り返し、責任を一身に引き受けました[3]。
「ダンブルドア軍団じゃよ、コーネリウス」ダンブルドアは、微笑んだまま、名簿をファッジの目の前でひらひらさせた。「ポッター軍団ではない。ダンブルドア軍団じゃ」
翌年、塔の上でドラコ・マルフォイは、ロスメルタとの連絡に使ったコインの通信方法がダンブルドア軍団のやり方を真似たものだと自白しています[4]。
『死の秘宝』ではセブルス・スネイプ体制下のホグワーツで、元メンバーたちが「ダンブルドア軍団、まだ募集中」と壁に落書きして抵抗運動を続けました[5]。
僕たち、夜にこっそり抜け出して、『ダンブルドア軍団、まだ募集中』とか、いろいろ壁に落書きしていたんだ。
ホグワーツの戦いを前に、フレッド・ウィーズリーは元メンバーへ招集を伝え、不死鳥の騎士団に合流させています[6]。城内の戦闘では、ネビル・ロングボトムがヴォルデモートの沈黙の呪文に抗って「ダンブルドア軍団!」と叫び、群衆から歓声が上がりました[7]。
「地獄の釜の火が凍ったら、仲間になってやる」ネビルが言った。「ダンブルドア軍団!」
目的・活動
魔法省の意向でドローレス・アンブリッジの防衛術の授業が理論偏重となり、実戦的な呪文をまったく使わせない方針になったことへの対抗策として結成されました。メンバーは「必要の部屋」に集まり、盾の呪文や武装解除呪文をはじめとする実戦的な防衛呪文を練習しています[1:7]。
構成員
リーダーのハリー・ポッターのほか、ロン・ウィーズリー、ハーマイオニー・グレンジャー、ネビル・ロングボトム、ジニー・ウィーズリー、フレッド・ウィーズリー、チョウ・チャンらが名を連ねました。ジニーがハリーへ送った手紙からは、ネビルやルーナ・ラブグッドとともに活動を続けようとしている様子がうかがえます[8]。
舞台裏
『呪いの子』で描かれる、ヴォルデモートが勝利した別世界線でも、ダンブルドア軍団は全盛期より縮小しながら抵抗組織として存続していました(ロンの証言)[9]。
助けられるのは我々だけだ。ダンブルドア軍団は、最盛期より相当数が減った。実際、残っているのは我々ぐらいのものだ。
登場・言及箇所
- 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』
- 第18章「ダンブルドア軍団」
- 第19章「ライオンと蛇」
- 第27章「ケンタウルスと密告者」
- 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』
- 第27章「稲妻に撃たれた塔」
- 『ハリー・ポッターと死の秘宝』
- 第5章「倒れた戦士」
- 第16章「ゴドリックの谷」
- 第29章「失われた髪飾り」
- 第30章「セブルス・スネイプ去る」
- 第36章「誤算」
- 『ハリー・ポッターと呪いの子』第三幕
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