ポッターウオッチ(Potterwatch) は、ヴォルデモート政権下で運営された地下ラジオ番組です[1]。ほぼ全ての番組が体制寄りの論調に従うなか、唯一真実を伝える番組とされ、受信には合言葉が必要でした[1:1]

基本情報

名前: ポッターウオッチ(Potterwatch)
種類: 地下ラジオ番組(不死鳥の騎士団関係者による抵抗放送)
指導者: リー・ジョーダン(司会、コードネーム「リバー」)[1:2]

沿革

開始

ロン・ウィーズリーは逃亡中、この番組の存在を仲間に説明していました[1:3]

『ハリー・ポッターと死の秘宝』第22章「死の秘宝」

「『ポッターウオッチ』。言わなかったかな、そう呼ばれてるって? 僕がずっと探しているラジオ番組だよ。何が起こっているかについて、本当のことを教えてくれる唯一の番組だ! 『例のあの人』路線に従っている番組がほとんどだけど、『ポッターウオッチ』だけは違う。君たちに、ぜひ聞かせてやりたいんだけど、周波数を合わせるのが難しくて……」

受信には杖でラジオの上をリズムよく叩いてダイヤルを合わせる操作が必要で、聴取にはたいてい不死鳥の騎士団に関係する合言葉が要ります。ロンは何日もかけてこれを探り続け、ある晩ようやく正しい合言葉「アルバス」を当てて受信に成功しました[1:4]

出演者

司会はリー・ジョーダンで、コードネームは「リバー」です。出演者は身元を隠すためコードネームを使いました[1:5]

『ハリー・ポッターと死の秘宝』第22章「死の秘宝」

「『リバー』、それ、リーだよ」ロンが説明した。「みんな暗号名を持ってるんだけど、たいがいは誰だかわかる――」

キングズリー・シャックルボルトはコードネーム「ロイヤル」でマグル情勢担当のレギュラー出演者として、リーマス・ルーピンはコードネーム「ロムルス」で人気コーナー「ポッター通信」を担当しています[1:6]フレッド・ウィーズリーは新しい特派員として出演し、割り当てられたコードネーム「ローデント」を拒んで「レイピア」を自ら希望しました[1:7]

『ハリー・ポッターと死の秘宝』第22章「死の秘宝」

「俺はローデントじゃないぜ、冗談じゃない。『レイピア、諸刃の剣』にしたいって言ったじゃないか!」

番組は、体制寄りの「WWN・魔法ラジオネットワークニュース」や『日刊予言者』が報じない死者(テッド・トンクス、ダーク・クレスウェル、バチルダ・バグショットら)を伝えました[1:8]。「ポッター通信」のコーナーでルーピンは、ハリー・ポッターがまだ生きていると繰り返し断言し、「生き残った男の子」は抵抗運動の象徴だと述べています[1:9]

『ハリー・ポッターと死の秘宝』第22章「死の秘宝」

「そのとおりです」ルーピンがきっぱりと言った。「もしハリーが死んでいれば、死喰い人たちが大々的にその死を宣言するであろうと確信しています。なぜならば、それが新体制に抵抗する人々の士気に、致命的な打撃を与えるからです。『生き残った男の子』は、いまでも、我々がそのために戦っているあらゆるもの、つまり、善の勝利、無垢の力、抵抗し続ける必要性などの象徴なのです」

放送は不定期で、終わりに次回放送時の合言葉を予告して締めくくられました(このときは「マッド‐アイ」)[1:10]

『ハリー・ポッターと死の秘宝』第22章「死の秘宝」

「ラジオをお聞きの皆さん、今日の『ポッターウオッチ』は、これでお別れの時間となりました。次はいつ放送できるかわかりませんが、必ず戻ります。ダイヤルを回し続けてください。次のパスワードはマッド‐アイです。お互いに安全でいましょう。信頼を持ち続けましょう。では、おやすみなさい」

ホグワーツでの聴取

ヴォルデモート政権下のホグワーツで必要の部屋に潜伏するダンブルドア軍団のメンバーたちも、このラジオでポッターウオッチを聴いて外部の情勢を追っていました[2]

登場・言及箇所

脚注


  1. 『ハリー・ポッターと死の秘宝』第22章「死の秘宝」 ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎

  2. 『ハリー・ポッターと死の秘宝』第29章「失われた髪飾り」 ↩︎